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お気に入りの和歌はありますか? 巻第二十

1 :名無氏物語:2006/10/26(木) 17:56:21 ID:TZxyneXQ
お気に入りの和歌を書き込んでください。

過去スレ
お気に入りの和歌はありますか?
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お気に入りの和歌はありますか?巻第二
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お気に入りの和歌はありますか 巻三
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お気に入りの和歌はありますか 巻四
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第五
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第九
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十
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2 :名無氏物語:2006/10/26(木) 17:57:06 ID:TZxyneXQ
お気に入りの和歌はありますか? 巻第十一
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十二
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お気に入りの和歌はありますか? 巻第十九
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3 :名無氏物語:2006/10/26(木) 18:24:28 ID:0ke7wLvZ
軒ちかき梅の立えやしるからん思ひの外にきなく鶯(宮内卿)

4 :名無氏物語:2006/10/27(金) 15:07:06 ID:pVjEqm4A
朝霞たち枝もみえぬ垣ねより思ひの外に匂ふ梅が香(後水尾院)

5 :名無氏物語:2006/10/27(金) 15:40:55 ID:uEIp2zEI
春風は花ちるべくもふかぬ日におのれうつろふ山桜かな(藤原雅経[続千載])

6 :名無氏物語:2006/10/27(金) 15:41:49 ID:uEIp2zEI
笹竹のよはにや来つる閨ちかき朝けの窓に鶯のなく(西園寺実兼[風雅])

7 :名無氏物語:2006/10/27(金) 15:43:57 ID:uEIp2zEI
月も今み山いづらし時鳥ふけゆく空に声のきこゆる(後花園天皇[新続古今])

8 :名無氏物語:2006/10/27(金) 15:45:35 ID:uEIp2zEI
今年みる我が元結の初霜にみそぢあまりの秋ぞふけぬる(藤原良経[新後拾遺])

9 :名無氏物語:2006/10/27(金) 16:32:24 ID:ZTaY7EJP
春をまつ袖にはいつか濃紫わがもとゆひの霜ぞふりぬる(藤原雅経)

10 :名無氏物語:2006/10/27(金) 16:33:26 ID:ZTaY7EJP
あふひ草かりねののべに時鳥暁かけてたれをとふらん(藤原定家)

11 :名無氏物語:2006/10/27(金) 16:34:12 ID:ZTaY7EJP
都へとなにいそぐらむほととぎす暁かけて山ぢいづなり(藤原秀能)

12 :名無氏物語:2006/10/27(金) 16:35:05 ID:ZTaY7EJP
若菜つむ都の野べも松の雪いく世つもれる年とかはしる(慈円)

13 :名無氏物語:2006/10/27(金) 16:45:43 ID:QLaPLfJj
桜ちる春の末には成りにけりあままもしらぬながめせしまに(新古今759)

14 :名無氏物語:2006/10/27(金) 16:46:35 ID:QLaPLfJj
ねぬ夢に昔のかべを見つるよりうつつに物ぞかなしかりける(後撰1399)

15 :名無氏物語:2006/10/27(金) 16:53:25 ID:27l7gj4L
君がゆくこしのしら山しらねども雪のまにまにあとはたづねむ(古今391)

16 :名無氏物語:2006/10/27(金) 16:54:09 ID:27l7gj4L
こぬ人をまつ秋風のねざめには我さへあやな旅ごこちする(新拾遺744)

17 :名無氏物語:2006/10/27(金) 16:56:43 ID:27l7gj4L
くれ竹の世々の宮こときくからに君は千年のうたがひもなし(新勅撰453)

18 :名無氏物語:2006/10/27(金) 16:59:26 ID:27l7gj4L
むばたまの今宵ばかりぞあけ衣あけなば人をよそにこそ見め(後撰1116)

19 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:00:21 ID:27l7gj4L
人のおやの心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな(後撰1102)

20 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:05:01 ID:2FtX2oBn
あしがらの山たちかくす霧の上にひとりはれたる富士の白雪(新続古今547)

21 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:05:47 ID:2FtX2oBn
夢にだにあひみぬ中を後の世の闇のうつつにまたやしたはん(新続古今1380)

22 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:06:22 ID:2FtX2oBn
年々にあかでわかれし名残までかこちそへつる老の春かな(新続古今1659)

23 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:07:05 ID:2FtX2oBn
暁につもりやまさるそともなる竹の雪をれこゑつづくなり(玉葉976)

24 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:07:46 ID:2FtX2oBn
かへりみる都のかたも雲とぢてなほ遠ざかる五月雨の空(新葉535)

25 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:08:25 ID:2FtX2oBn
かへるべき道しなければこれやこのゆくをかぎりのあふ坂の関(新葉538)

26 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:14:26 ID:r1/neNwP
すみなれし我が古郷はこの頃や浅茅がはらに鶉なくらむ(新古1680)

27 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:15:34 ID:r1/neNwP
数ならぬ身をなにゆゑに恨みけんとてもかくてもすぐしける世を(新古1834)

28 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:16:26 ID:r1/neNwP
くりかへし我が身のとがをもとむれば君もなき世にめぐるなりけり(新古1742)

29 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:17:27 ID:r1/neNwP
この世には又もあふまじ梅の花ちりぢりならんことぞかなしき(詞花363)

30 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:18:11 ID:r1/neNwP
ふる雪にゆくへも見えず箸鷹の尾ぶさの鈴の音ばかりして(千載422)

31 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:18:44 ID:r1/neNwP
身のほどを思ひつづくる夕暮の荻のうは葉に風わたるなり(新古353)

32 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:19:24 ID:r1/neNwP
つらかりし心ならひに逢ひ見てもなほ夢かとぞうたがはれける(金葉381)

33 :名無氏物語:2006/10/27(金) 17:59:28 ID:Ky1xMdb0
ふりにけりわが元結のそのかみに見ざりし色の秋の初霜(源兼康[続古今])

34 :名無氏物語:2006/10/28(土) 08:38:25 ID:AiOw820E
ほのぼのとあかしの浦の
   朝ぎりにしまがくれ
    ゆくふねをしぞ思ふ

35 :名無氏物語:2006/10/28(土) 08:52:18 ID:5CsK7MLP
芳野山今年も雪のふる郷に松の葉しろき春の曙(良経[新後拾遺])

36 :名無氏物語:2006/10/28(土) 08:54:14 ID:5CsK7MLP
人はみな送り迎ふといそぐよをしめのうちにてあかしつるかな(藤原忠良[玉葉])

37 :名無氏物語:2006/10/28(土) 08:54:49 ID:5CsK7MLP
しのぶれど涙ぞしるき紅に物おもふ袖はそむべかりけり(源道済[詞花])

38 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:06:14 ID:1WpvkcGn
くるかたもかへる所もなき春を送りむかふと何おもふらん(正徹)

39 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:07:29 ID:1WpvkcGn
かすめども芳野の雪の猶さえて松の葉しろきふるさとの春(後鳥羽院)

40 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:15:41 ID:YnbvfVPe
ひとりみてなぐさみぬべき花になどしづこころなく人をまつらん(李花集)

41 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:17:09 ID:YnbvfVPe
わればかりみるにかひなき花なれば憂身ぞいとど人もまたるる(李花集)

42 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:18:16 ID:YnbvfVPe
かぎりなくとほくきぬらし秋霧の空にしほれて雁もなくなり(李花集)

43 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:20:15 ID:YnbvfVPe
雁だにもしほれてぞなく越路までさすらひし身を思ひやらなん(李花集)

44 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:21:36 ID:YnbvfVPe
露にぬれ霧にしほれて足引の山分衣ほすひまもなし(李花集)

45 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:23:12 ID:YnbvfVPe
分けてみぬ山路の袖の露ならばほさぬと聞くもゆかしからまし(李花集)

46 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:29:16 ID:GgZlT1f7
白雲のここのへにたつ峰なればおほうち山といふにぞありける(新勅撰1265)

47 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:30:26 ID:GgZlT1f7
おほぞらをわたる春日の影なれやよそにのみしてのどけかるらん(新古1019)

48 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:31:19 ID:GgZlT1f7
手枕にかせる袂のつゆけきはあけぬとつぐる涙なりけり(新古1181)

49 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:32:08 ID:GgZlT1f7
ゆきてみぬ人のためにと思はずはたれかをらまし庭の白菊(続古今496)

50 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:33:00 ID:GgZlT1f7
宮の滝むべも名におひてきこえけりおつるしらあわの玉とひびけば(後撰1237)

51 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:33:47 ID:GgZlT1f7
世の中にいひながしてし龍田川みるに涙ぞ雨とふりける(新拾遺1760)

52 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:47:04 ID:qFCReqDu
待ちつけん我が身なりせばいくちたび帰りこん日を君にとはまし(金葉343)

53 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:48:00 ID:qFCReqDu
木の下の苔のみどりもみえぬまで八重ちりしける山桜かな(新古123)

54 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:48:52 ID:qFCReqDu
吉野川わたりもみえぬ夕霧にやなせの浪の音のみぞする(続後撰315)

55 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:49:35 ID:qFCReqDu
みむろ山谷にや春の立ちぬらん雪の下水岩たたくなり(千載2)

56 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:50:34 ID:qFCReqDu
春日野の下萌えわたる草の上につれなくみゆる春のあは雪(新古10)

57 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:51:26 ID:qFCReqDu
こよひねてつみてかへらむ菫草をのの芝生は露しげくとも(千載108)

58 :名無氏物語:2006/10/28(土) 09:52:48 ID:qFCReqDu
岩根こす清滝河のはやけれは波折りかくる岸の山吹(新古160)

59 :名無氏物語:2006/10/29(日) 01:50:25 ID:rllicVXc
忍ぶれど思ふ思ひのあまりには色に出でぬる物にぞありける(大江嘉言[風雅])

60 :名無氏物語:2006/10/29(日) 01:51:14 ID:rllicVXc
うき身にはたえぬ歎きにおもなれて物や思ふと問ふ人もなし(鴨長明[新後撰])

61 :名無氏物語:2006/10/29(日) 01:52:02 ID:rllicVXc
とはばやなみぬめの浦に住むあまも心のうちに物や思ふと(西園寺公経[新後撰])

62 :名無氏物語:2006/10/29(日) 02:14:35 ID:ZU4Wqw/K
よそに聞きあらましにせしみ吉野の岩のかけみち見ぬ隈ぞなき(李花集)

63 :名無氏物語:2006/10/29(日) 02:15:46 ID:ZU4Wqw/K
思ひきや仕へながらにみよし野のおくよりおくをたづぬべしとは(李花集)

64 :名無氏物語:2006/10/29(日) 02:17:32 ID:ZU4Wqw/K
我が上に月日はてらせ神路山あふぐ心にわたくしはなし(李花集)

65 :名無氏物語:2006/10/29(日) 02:18:43 ID:ZU4Wqw/K
くもりなき月日もさぞな神路山あふぐ心をまづてらすらむ(李花集)

66 :名無氏物語:2006/10/29(日) 02:20:11 ID:ZU4Wqw/K
いく里の月に心をつくすらん都の秋を見ずなりしより(新葉553)

67 :名無氏物語:2006/10/29(日) 02:20:53 ID:ZU4Wqw/K
歎けとて老の身をこそ残しけめあるは数々あらずなる世に(新葉1366)

68 :名無氏物語:2006/10/29(日) 02:24:07 ID:xTXJN2mv
なに事をまつとはなしに明けくれて今年も今日になりにけるかな(金葉304)

69 :名無氏物語:2006/10/29(日) 02:25:02 ID:xTXJN2mv
郭公さ月みな月わきかねてやすらふ声ぞ空に聞こゆる(新古248)

70 :名無氏物語:2006/10/29(日) 02:26:10 ID:xTXJN2mv
逢ふことも我が心よりありしかば恋ひは死ぬとも人は恨みじ(詞花262)

71 :名無氏物語:2006/10/29(日) 02:27:21 ID:xTXJN2mv
今日はさは立ちわかるともたよりあらばありやなしやの情わするな(金葉344)

72 :名無氏物語:2006/10/29(日) 02:28:57 ID:xTXJN2mv
山路にてそほちにけりな白露の暁おきの木々の雫に(新古942)

73 :名無氏物語:2006/10/29(日) 02:29:45 ID:xTXJN2mv
ひかげはふ繁みが下に苔むして緑のふかき山のおくかな(続後撰1010)

74 :名無氏物語:2006/10/29(日) 02:30:45 ID:xTXJN2mv
また来べき春をなにとて惜しむらんありし別れよいつか忘れむ(続拾遺1288)

75 :名無氏物語:2006/10/29(日) 03:03:19 ID:0vn6pkNd
身ひとつにあらぬばかりをおしなべてゆきめぐりてもなどか見ざらむ(後撰1323)

76 :名無氏物語:2006/10/29(日) 03:04:10 ID:0vn6pkNd
白露のかはるも何かをしからんありてののちもやや憂きものを(後撰279)

77 :名無氏物語:2006/10/29(日) 03:04:56 ID:0vn6pkNd
春がすみたつを見すててゆくかりは花なき里にすみやならへる(古今31)

78 :名無氏物語:2006/10/29(日) 03:06:28 ID:0vn6pkNd
春ごとにながるる河を花と見てをられぬ水に袖やぬれなむ(古今43)

79 :名無氏物語:2006/10/29(日) 03:07:27 ID:0vn6pkNd
年をへて花のかがみとなる水はちりかかるをやくもるといふらむ(古今44)

80 :名無氏物語:2006/10/29(日) 03:08:49 ID:0vn6pkNd
あをやぎの糸よりはへておるはたをいづれの山の鶯かきる(後撰58)

81 :名無氏物語:2006/10/29(日) 14:07:50 ID:xrRObLSS
超漢字V 店頭デモのご案内
http://www.chokanji.com/ckv-demo.html

当社では、以下の日程で、超漢字Vの店頭デモを実施いたします。
実際に超漢字VがインストールされたWindowsパソコンを操作しながらご説明を行います。
お気軽にお越しください。


日時: 10月28日(土)および10月29日(日)の12:00〜18:00
場所: ラオックス ザ・コンピュータ館 5F PCソフト売場

日時: 11月3日(金)および11月4日(土)の13:00〜17:00
場所: ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 2F PCソフト売場


82 :名無氏物語:2006/10/30(月) 08:25:59 ID:CMFvfjf0
石ばしる滝ついはねのさくらばなをられぬ水に枝なびきけり(藤原為家)

83 :名無氏物語:2006/10/30(月) 14:21:01 ID:VFDJST+w
あひにあひて物思ふ春はかひもなし花も霞もめにしたたねば(和泉式部)

84 :名無氏物語:2006/10/30(月) 14:22:09 ID:VFDJST+w
枕だに知らねばいはじ見しままに君かたるなよ春の夜の夢(和泉式部)

85 :名無氏物語:2006/10/30(月) 14:23:21 ID:VFDJST+w
をみなへし池のさ波に枝ひちて物思ふ袖のぬるる顔なる(西行)

86 :名無氏物語:2006/10/30(月) 14:45:57 ID:Dw1NHGoj
あはれてふ人もとひこぬ古郷の木の葉の上に時雨をぞ聞く(続後拾遺418)

87 :名無氏物語:2006/10/30(月) 14:49:35 ID:Dw1NHGoj
春をへてにほひをそふる山ざくら花は老こそさかりなりけれ(千載71)

88 :名無氏物語:2006/10/30(月) 14:50:30 ID:Dw1NHGoj
河風にうは毛ふかせてゐる鷺の涼しくみゆる柳原かな(玉葉424)

89 :名無氏物語:2006/10/30(月) 14:53:49 ID:Dw1NHGoj
もろともにはかなき物は水のおもにきゆればきゆる泡のうへの雪(風雅860)

90 :名無氏物語:2006/10/30(月) 14:55:47 ID:Dw1NHGoj
霞しく木の芽はるさめふるごとに花の袂はほころびにけり(新勅撰53)

91 :名無氏物語:2006/10/30(月) 14:58:16 ID:Dw1NHGoj
み山いでてまだ里なれぬ時鳥うはの空なる音をやなくらん(金葉104)

92 :名無氏物語:2006/10/30(月) 15:01:50 ID:Dw1NHGoj
五月闇さ山の峰にともす火は雲のたえまの星かとぞみる(千載195)

93 :名無氏物語:2006/10/30(月) 15:52:31 ID:iRDLxUYF
水のおもにあやおりみだる春雨や山のみどりをなべてそむらむ(新古65)

94 :名無氏物語:2006/10/30(月) 15:54:29 ID:iRDLxUYF
ちりちらずきかまほしきをふるさとの花見て帰る人もあはなむ(拾遺49)

95 :名無氏物語:2006/10/30(月) 15:55:13 ID:iRDLxUYF
さくら花春くははれる年だにも人の心にあかれやはせぬ(古今61)

96 :名無氏物語:2006/10/30(月) 15:57:24 ID:iRDLxUYF
山桜ちりてみ雪にまがひなばいづれか花と春にとはなむ(新古107)

97 :名無氏物語:2006/10/30(月) 15:58:01 ID:iRDLxUYF
見る人もなき山里のさくら花ほかのちりなむのちぞさかまし(古今68)

98 :名無氏物語:2006/10/30(月) 15:59:02 ID:iRDLxUYF
郭公はつかなるねを聞きそめてあらぬもそれとおぼめかれつつ(後撰189)

99 :名無氏物語:2006/10/30(月) 16:10:00 ID:KFMLKGll
みる人もなき山里の花のいろはなかなか風ぞをしむべらなる(藤原道信)

100 :名無氏物語:2006/10/30(月) 16:10:47 ID:KFMLKGll
みる人もなき山里の秋の夜は月のひかりもさびしかりけり(藤原範永)

101 :名無氏物語:2006/10/30(月) 16:11:40 ID:KFMLKGll
さくら花春くははれる年しもぞつねよりも猶ちりまさりける(藤原高遠)

102 :名無氏物語:2006/10/30(月) 16:12:21 ID:KFMLKGll
行きゆかずきかまほしきをいづかたにふみさだむらんあしうらの山(藤原定頼)

103 :名無氏物語:2006/10/30(月) 16:19:21 ID:SF63ePbf
かつ消ゆる遠方野べの雪まより袖みえそめて若菜つむなり(新後拾遺29)

104 :名無氏物語:2006/10/30(月) 16:20:13 ID:SF63ePbf
けぬがうへにふるかとぞみる梅がえの花にあまぎる春のあは雪(続千載46)

105 :名無氏物語:2006/10/30(月) 16:20:53 ID:SF63ePbf
うちなびく田の面の穂なみほのぼのと露ふきたててわたる秋風(新千載476)

106 :名無氏物語:2006/10/30(月) 16:23:15 ID:SF63ePbf
こもりえの初瀬のひばら吹きわけて嵐にもるる入相の鐘(風雅1657)

107 :名無氏物語:2006/10/30(月) 16:24:50 ID:SF63ePbf
音たつるそとものならのひろ葉にもあまりてよそにちる霰かな(風雅807)

108 :名無氏物語:2006/10/30(月) 16:39:33 ID:d1R+XF5P
ふかき夜の哀れしりけんいにしへの春のあふぎの月はかはらじ(夫木和歌抄)

109 :名無氏物語:2006/10/30(月) 16:40:20 ID:d1R+XF5P
大かたの昔はことのいはれにて我がみし世こそまづ恋しけれ(弘長百首)

110 :名無氏物語:2006/10/30(月) 16:41:16 ID:d1R+XF5P
おもひねの夢てふものにさそはれてたのまぬ中にゆく月日かな(元暦三十六人歌合)

111 :名無氏物語:2006/10/30(月) 18:25:39 ID:u1EUEOyl
我がごとく物や思ふと問ふべきに鳴きて過ぎぬる郭公かな(隆弁[新千載])

112 :名無氏物語:2006/10/30(月) 18:27:51 ID:u1EUEOyl
露けさの袖にかはらぬ草葉までとはばや秋は物やおもふと(鷹司基忠[玉葉])

113 :名無氏物語:2006/10/31(火) 13:33:07 ID:qOibc17z
更け行けばかすめる空も身にしみていかにひさしき月となるらん

114 :名無氏物語:2006/10/31(火) 13:35:13 ID:qOibc17z
残りなく我が世ふけぬと思ふにもかたぶく月にすむ心かな

115 :名無氏物語:2006/10/31(火) 14:29:10 ID:9wyA8yIK
宿ごとの夕暮とはん秋といへば我にかぎらず物や思ふと(後二条院[続千載])

116 :名無氏物語:2006/10/31(火) 14:30:42 ID:9wyA8yIK
恋すてふなき名やたたん郭公まつにねぬよの数しつもれば(源有仁[金葉])

117 :名無氏物語:2006/10/31(火) 14:31:58 ID:9wyA8yIK
はかなくも人に心をつくすかな身のためにこそおもひ初めしか(源有仁[千載])

118 :名無氏物語:2006/10/31(火) 14:32:40 ID:9wyA8yIK
恋すてふ名をだにながせ涙河つれなき人も聞きやわたると(読人不知[金葉])

119 :名無氏物語:2006/10/31(火) 14:39:22 ID:ZNRXlZ0T
人しれずしのぶの浦に焼く塩のわが名はまだき立つ煙かな(藤原家隆[新勅撰])

120 :名無氏物語:2006/10/31(火) 14:46:03 ID:ZNRXlZ0T
けぬがうへに又もふりしけ春霞たちなばみ雪まれにこそ見め(よみ人しらず[古今])

121 :名無氏物語:2006/10/31(火) 14:46:54 ID:ZNRXlZ0T
梅の花それとも見えず久方のあまぎる雪のなべてふれれば(よみ人しらず[古今])

122 :名無氏物語:2006/10/31(火) 14:58:01 ID:bTXmnyGL
偽(いつはり)のかぎりはいつとしらぬこそしひて待つよの頼みなりけれ(藤葉集)

123 :名無氏物語:2006/10/31(火) 14:59:02 ID:bTXmnyGL
おのがねは誰がためとてもやすらはず鳴きすててゆく郭公かな(大納言為定集)

124 :名無氏物語:2006/10/31(火) 14:59:48 ID:bTXmnyGL
もち月の駒ひきわたす音すなり瀬田の長道橋もとどろに(麗花集)

125 :名無氏物語:2006/10/31(火) 15:00:34 ID:bTXmnyGL
世の中にうれしきものは鳥部山かくるる人をみつるなりけり(元良親王集)

126 :名無氏物語:2006/10/31(火) 15:02:36 ID:bTXmnyGL
山がくれきえせぬ雪のかなしきは君松の葉にかかるなりけり(兼盛集)

127 :名無氏物語:2006/10/31(火) 15:03:14 ID:bTXmnyGL
はかなくも花のちりぢりまどふかな行方もしらぬ春におくれて(忠見集)

128 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:00:30 ID:Aq56zzWm
夜夜はわがもとゆひの霜ならでむすびもおかぬ契りをぞまつ(二条為定)

129 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:01:22 ID:Aq56zzWm
ながめつつ更行く月の影なれやわがもとゆひの秋のよの霜(宗良親王)

130 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:09:57 ID:h63I82Pm
かぎりなきめぐみをよもにしきしまのやまと島ねは今さかゆなり(風雅2156)

131 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:10:56 ID:h63I82Pm
遠近のさくらは雲にうづもれて風のみ花の香に匂ひつつ(新拾遺93)

132 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:11:59 ID:h63I82Pm
かすむ夜の光を花とにほふにぞ月のかつらの春もしらるる(新続古今93)

133 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:12:34 ID:h63I82Pm
うたたねのとこ世をかけてにほふなり夢の枕の軒の橘(新続古今279)

134 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:13:04 ID:h63I82Pm
いとどしくあべの市人さわぐらし坂こえかかる夕立の雲(新続古今322)

135 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:14:15 ID:h63I82Pm
夢さそふ風のやどりと成りにけり枕にちかき庭の荻はら(新続古今369)

136 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:23:00 ID:DgdPcuut
をみなへしをりもをらずもいにしへをさらにかくべきものならなくに(後撰350)

137 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:23:42 ID:DgdPcuut
いづこにも草の枕をすずむしはここを旅とも思はざらなむ(拾遺179)

138 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:24:15 ID:DgdPcuut
わが恋はありそのうみの風をいたみしきりによする浪のまもなし(新古1064)

139 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:25:00 ID:DgdPcuut
しるといへば枕だにせでねしものを塵ならぬ名の空にたつらむ(古今676)

140 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:25:33 ID:DgdPcuut
夢にだに見ゆとは見えじあさなあさなわがおもかげにはづる身なれば(古今681)

141 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:26:22 ID:DgdPcuut
見し夢の思ひいでらるるよひごとに言はぬを知るは涙なりけり(後撰825)

142 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:33:19 ID:ga8tHm5x
夏衣すそのの草葉ふく風におもひもあへず鹿やなくらん(金葉144)

143 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:34:16 ID:ga8tHm5x
種まきしわが撫子の花ざかりいく朝露のおきて見つらん(詞花72)

144 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:35:05 ID:ga8tHm5x
霧はれぬ花野の小萩さきにけり行きかふ人の袖にほふまで(新続古今399)

145 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:35:55 ID:ga8tHm5x
夜とともに行くかたもなき心かな恋は道なきものにぞありける(千載790)

146 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:37:08 ID:ga8tHm5x
わが恋は烏羽にかく言の葉のうつさぬほどはしる人もなし(金葉412)

147 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:38:07 ID:ga8tHm5x
わぎもこが声たちききし唐衣その夜の露に袖はぬれにき(金葉433)

148 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:39:23 ID:ga8tHm5x
松が根に尾花かりしき夜もすがらかたしく袖に雪はふりつつ(新古929)

149 :名無氏物語:2006/10/31(火) 16:52:31 ID:Qnum5+up
大伴の見つとは言はじあかねさし照れる月夜にただにあへりとも(賀茂女王「万葉集」)

150 :名無氏物語:2006/10/31(火) 17:56:16 ID:uifbENuP
恋すてふうき名は空に立つ雲のかかるつらさに消えや果てなん(花山院師継[続千載])

151 :名無氏物語:2006/10/31(火) 17:57:02 ID:uifbENuP
恋すてふみほの杣人朝夕に立つ名ばかりはやむ時もなし(西園寺実兼[続千載])

152 :名無氏物語:2006/10/31(火) 18:05:57 ID:gVTZtp6f
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153 :名無氏物語:2006/10/31(火) 18:14:08 ID:v1TOwzmE
おほかたの昔は知らず見し人のありし頃こそまづ恋しけれ(宗尊親王)

154 :名無氏物語:2006/10/31(火) 18:17:46 ID:v1TOwzmE
なきぬべき夜半はたのまじ郭公まつらむとこそ猶しのぶらめ(兼好)

155 :名無氏物語:2006/10/31(火) 18:19:40 ID:v1TOwzmE
袖のうへにぬるる顔なる光かな月こそ旅の心しりけれ(藤原俊成女)

156 :名無氏物語:2006/11/01(水) 03:38:18 ID:4leu9s+z
桜さく桜の山の桜花咲く桜あれば散る桜あり

157 :名無氏物語:2006/11/01(水) 14:21:59 ID:nDMk8vVX
もらさじとなに忍ぶらん数ならぬ身をしらでこそ思ひそめしか(則祐[新拾遺])

158 :名無氏物語:2006/11/01(水) 14:23:24 ID:nDMk8vVX
音に聞く田子の浦波それならで恋すてふ名のたたぬ日ぞなき(静仁法親王[新続古今])

159 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:10:02 ID:NTGaInXi
わがこころ春にむかへる夕ぐれのながめの末も山ぞかすめる(風雅7)

160 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:10:39 ID:NTGaInXi
梢よりおちくる花ものどかにて霞におもき入相の声(風雅250)

161 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:11:14 ID:NTGaInXi
夕立の雲とびわくる白鷺のつばさにかけて晴るる日のかげ(風雅413)

162 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:11:50 ID:NTGaInXi
空はれて梢色こき月の夜の風におどろく蝉のひと声(風雅421)

163 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:12:34 ID:NTGaInXi
みそぎ河ながれてはやく過ぐる日のけふみなづきは夜も更けにけり(続後拾遺239)

164 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:13:15 ID:NTGaInXi
むら雨のなかば晴れゆく雲霧に秋の日きよき松ばらの山(風雅507)

165 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:15:49 ID:SGY9A6zC
わたつみとあれにし床を今更にはらはば袖やあわとうきなむ(古今733)

166 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:16:29 ID:SGY9A6zC
ふるさとにあらぬものから我がために人の心のあれてみゆらむ(古今741)

167 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:17:08 ID:SGY9A6zC
あひにあひて物思ふころのわが袖にやどる月さへぬるる顔なる(古今756)

168 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:17:40 ID:SGY9A6zC
おもひ川たえずながるる水のあわのうたかた人にあはできえめや(後撰515)

169 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:18:30 ID:SGY9A6zC
涙さへ時雨にそひてふるさとは紅葉の色もこさまさりけり(後撰459)

170 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:19:29 ID:SGY9A6zC
みわの山いかに待ち見む年ふともたづぬる人もあらじと思へば(古今780)

171 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:48:37 ID:imWCxWdC
花のちる木の下かげはおのづからそめぬ桜の衣をぞきる(千載85)

172 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:50:25 ID:imWCxWdC
もずのゐる櫨の立枝のうす紅葉たれ我がやどの物と見るらん(金葉243)

173 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:53:07 ID:imWCxWdC
山里はさびしかりけり木枯のふく夕ぐれのひぐらしの声(千載303)

174 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:54:56 ID:imWCxWdC
いづみ川水のみわたのふしづけに柴間のこほる冬はきにけり(千載389)

175 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:57:00 ID:imWCxWdC
やかた尾のましろの鷹を引きすゑて宇陀の鳥立ちを狩りくらしつる(千載421)

176 :名無氏物語:2006/11/01(水) 15:58:15 ID:imWCxWdC
思ひかねつれなき人のはて見んとあはれ命の惜しくもあるかな(玉葉1346)

177 :名無氏物語:2006/11/01(水) 16:00:02 ID:imWCxWdC
五月雨に水まさるらし沢田川まきの継橋うきぬばかりに(金葉138)

178 :名無氏物語:2006/11/01(水) 16:13:23 ID:L13jXGsU
いく秋の風のやどりとなりぬらむ跡たえはつる庭の荻はら(藤原成宗「新勅撰集」)

179 :名無氏物語:2006/11/02(木) 00:19:26 ID:yuN8n3gq
代々かけて波こさじとは契るともいさや心の末の松山(二条為氏[新後撰])

180 :名無氏物語:2006/11/02(木) 00:26:17 ID:yuN8n3gq
琴の音はむべ松風にかよひけり千年をふべき君にひかれて(二条太皇太后宮大弐[玉葉])

181 :名無氏物語:2006/11/02(木) 00:27:52 ID:yuN8n3gq
琴の音はむべ松風にかよひけり千年をふべき君にひかれて(二条太皇太后宮大弐[玉葉])

182 :名無氏物語:2006/11/02(木) 00:28:44 ID:yuN8n3gq
我が恋は初元結のこむらさきいつしかふかき色に見えつつ(後醍醐院[風雅])

183 :名無氏物語:2006/11/02(木) 00:41:55 ID:iNW8BwE+
世の中はいさともいさや風のおとは秋に秋そふ心地こそすれ(後撰1293)

184 :名無氏物語:2006/11/02(木) 00:44:30 ID:iNW8BwE+
みくまのの浦よりをちにこぐ舟のわれをばよそにへだてつるかな(新古1048)

185 :名無氏物語:2006/11/02(木) 00:45:10 ID:iNW8BwE+
難波潟みじかき葦のふしのまもあはでこの世をすぐしてよとや(新古1049)

186 :名無氏物語:2006/11/02(木) 00:46:10 ID:iNW8BwE+
冬がれの野べとわが身をおもひせばもえても春を待たましものを(古今791)

187 :名無氏物語:2006/11/02(木) 00:48:48 ID:iNW8BwE+
人しれずたえなましかば侘びつつも無き名ぞとだにいはましものを(古今810)

188 :名無氏物語:2006/11/02(木) 00:49:54 ID:iNW8BwE+
思ひいづやみののを山のひとつ松ちぎりしことはいつもわすれず(新古1408)

189 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:20:53 ID:KuMbHJ+X
雲とほき夕日のあとの山ぎはにゆくともみえぬ雁の一行(風雅539)

190 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:21:42 ID:KuMbHJ+X
暮れもあへずいまさしのぼる山のはの月のこなたの松のひともと(風雅587)

191 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:22:53 ID:KuMbHJ+X
わが心すめるばかりにふけはてて月を忘れてむかふ夜の月(風雅611)

192 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:23:38 ID:KuMbHJ+X
風になびく尾花が末にかげろひて月とほくなる有明の庭(風雅634)

193 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:24:13 ID:KuMbHJ+X
きりぎりす声かすかなる暁のかべにすくなき有明のかげ(新拾遺1617)

194 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:25:07 ID:KuMbHJ+X
暮れやらぬ庭のひかりは雪にして奥くらくなる埋火のもと(風雅878)

195 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:29:16 ID:a2qH+NeZ
五月雨に浅沢沼の花かつみかつ見るままに隠れゆくかな(千載180)

196 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:30:41 ID:a2qH+NeZ
さすらふる我が身にしあれば象潟や海士の苫屋にあまたたび寝ぬ(新古972)

197 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:32:24 ID:a2qH+NeZ
夏山の青葉まじりの遅桜はつ花よりもめづらしきかな(金葉95)

198 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:35:44 ID:a2qH+NeZ
真葛はふ阿太の大野の白露を吹きなみだりそ秋のはつ風(金葉157)

199 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:37:31 ID:a2qH+NeZ
春雨のふりそめしより片岡のすそ野の原ぞあさみどりなる(千載32)

200 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:38:32 ID:a2qH+NeZ
春山のさき野のすぐろかき分けてつめる若菜にあは雪ぞふる(風雅14)

201 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:39:36 ID:a2qH+NeZ
龍田山こころまどはす花により雲ゐはるかに我は来にけり(続後拾遺65)

202 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:55:59 ID:6bt5B3vJ
初雁の心そらなる旅寝にはわが故郷ぞ夢にみえける(堀河百首)

203 :名無氏物語:2006/11/02(木) 01:56:53 ID:6bt5B3vJ
晴れくもりさだめなければ初時雨いもが袖笠かりてきにけり(堀河百首)

204 :名無氏物語:2006/11/02(木) 02:04:10 ID:6bt5B3vJ
春きては花とも見よと片岡の松のうは葉にあは雪ぞふる(堀河百首)

205 :名無氏物語:2006/11/02(木) 02:11:27 ID:tNUgF3jc
知らせばや新桑まゆのかきこもりいぶせきまでに忍ぶ心を(堀河百首)

206 :名無氏物語:2006/11/02(木) 08:15:20 ID:x+vbQHjm
みかきもり衛士のたく火はよそなれどとへかし人のもゆる思ひを(後鳥羽院)

207 :名無氏物語:2006/11/02(木) 08:17:03 ID:x+vbQHjm
夜もすがら雲ゐの庭をてらすなる衛士のたく火は有明のころ(後鳥羽院)

208 :名無氏物語:2006/11/02(木) 08:18:57 ID:x+vbQHjm
みかきもり衛士のたく火の数そひて玉しく庭に飛ぶほたるかな(宗尊親王)

209 :名無氏物語:2006/11/02(木) 08:19:31 ID:x+vbQHjm
しれかしな衛士のたく火のなにならでよる昼わかずもゆる思ひを(冷泉為村)

210 :名無氏物語:2006/11/02(木) 08:24:36 ID:a2qH+NeZ
から衣たつ田の山のほととぎすうらめづらしき今朝の初声(続千載237)

211 :名無氏物語:2006/11/02(木) 08:25:09 ID:a2qH+NeZ
風にちる花たちばなに袖しめて我がおもふ妹が手枕にせむ(千載172)

212 :名無氏物語:2006/11/02(木) 08:25:52 ID:a2qH+NeZ
いとどしくしづの庵のいぶせきに卯の花くたし五月雨ぞする(千載178)

213 :名無氏物語:2006/11/02(木) 08:26:27 ID:a2qH+NeZ
玉がしはしげりにけりな五月雨にはもりの神のしめはふるまで(新古230)

214 :名無氏物語:2006/11/02(木) 08:27:01 ID:a2qH+NeZ
夏の夜の月まつほどの手すさみに岩もる清水いくむすびしつ(金葉154)

215 :名無氏物語:2006/11/02(木) 08:28:05 ID:a2qH+NeZ
秋風のややはださむくふくなへに荻のうは葉の音ぞかなしき(新古355)

216 :名無氏物語:2006/11/02(木) 16:01:42 ID:CkAN6djA
今日よりは君にひかれてあふひ草二葉の松の千よに八千世に(細川幽斎)

217 :名無氏物語:2006/11/02(木) 16:02:52 ID:CkAN6djA
まもれ猶君にひかれて住吉のまつのちとせは万世の春(北条氏政)

218 :名無氏物語:2006/11/02(木) 16:03:49 ID:CkAN6djA
いつしかと初元結のこむらさき色に出でつつうちとけねかし(宗良親王)

219 :名無氏物語:2006/11/02(木) 16:04:44 ID:CkAN6djA
袖にみん初元結のこむらさきそめます色は千世もかはらじ(木下長嘯子)

220 :名無氏物語:2006/11/02(木) 16:05:24 ID:CkAN6djA
みかきもる花はいくとせ咲きちりてよしのの春にもの思ふらん(加納諸平)

221 :名無氏物語:2006/11/03(金) 17:38:46 ID:VO9DVgFC
うつつには思ひたえゆく逢ふことをいかにみえつる夢路なるらん(藤原俊成)

222 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:00:24 ID:EkB3G7xc
はかなさの命もしらぬ別れぢはまてどもえこそちぎらざりけれ(藤原知家[続後撰])

223 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:06:35 ID:EkB3G7xc
あしのやに蛍やまがふ海人やたく思ひも恋もよるはもえつつ(藤原定家[続後撰])

224 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:29:57 ID:EoMFkMk6
暮るる夜は衛士のたく火をそれと見よ室の八島も都ならねば(藤原定家[新勅撰])

225 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:31:53 ID:EoMFkMk6
夜はもえ昼はをりはへなきくらし蛍も蝉も身をばはなれず(源家長[続後撰])

226 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:39:05 ID:I6qNGZUX
恋ひあまるながめを人はしりもせじ我とそめなす雲の夕ぐれ(風雅1236)

227 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:39:49 ID:I6qNGZUX
てる月はわが思ふ人のなになれやかげをしみれば物のかなしき(玉葉1657)

228 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:40:45 ID:I6qNGZUX
人こそあれ我さへしひてわすれなば名残なからんそれもかなしき(風雅1274)

229 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:43:11 ID:I6qNGZUX
人しれず我のみよわきあはれかなこのひとふしぞかぎりと思ふに(風雅1275)

230 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:43:48 ID:I6qNGZUX
春うときみ山がくれのながめゆゑとふべき花のころもわすれて(風雅1479)

231 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:44:35 ID:I6qNGZUX
羽音してわたるからすのひと声に軒ばの空は雲あけぬなり(風雅1634)

232 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:48:07 ID:4zQcFu91
ひとりゆくことこそ憂けれふるさとの奈良のならびて見し人もなみ(後撰1403)

233 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:49:31 ID:4zQcFu91
ほどもなく誰もおくれぬ世なれどもとまるはゆくをかなしとぞ見る(後撰1419)

234 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:50:26 ID:4zQcFu91
なくこゑにそひて涙はのぼらねど雲のうへより雨とふるらむ(後撰1423)

235 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:51:41 ID:4zQcFu91
しでの山こえてきつらむ郭公こひしき人のうへかたらなむ(拾遺1307)

236 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:52:42 ID:4zQcFu91
おほ空に群れたるたづのさしながら思ふ心のありげなるかな(拾遺284)

237 :名無氏物語:2006/11/03(金) 18:53:46 ID:4zQcFu91
浪の花おきからさきて散りくめり水の春とは風やなるらむ(古今459)

238 :名無氏物語:2006/11/03(金) 19:06:31 ID:EoMFkMk6
我が恋はあまのいさり火よるはもえ昼はくるしき浦の網なは(藤原家良[続古今])

239 :名無氏物語:2006/11/03(金) 19:07:11 ID:EoMFkMk6
夜はもえ昼は消えゆく蛍かな衛士のたく火にいつならひけん(宗尊親王[続拾遺])

240 :名無氏物語:2006/11/03(金) 19:11:21 ID:TvLx0695
高円の野ぢのしの原すゑさわぎそそや木枯けふ吹きぬなり(新古373)

241 :名無氏物語:2006/11/03(金) 19:15:31 ID:TvLx0695
霜さえて枯れゆくを野の岡べなる楢の広葉に時雨ふるなり(千載401)

242 :名無氏物語:2006/11/03(金) 19:16:05 ID:TvLx0695
雪のうちに今日もくらしつ山里は妻木のけぶり心ぼそくて(風雅824)

243 :名無氏物語:2006/11/03(金) 19:16:55 ID:TvLx0695
あたら夜を伊勢の浜荻をりしきて妹恋しらに見つる月かな(千載500)

244 :名無氏物語:2006/11/03(金) 19:17:52 ID:TvLx0695
みごもりにいはでふる屋の忍草しのぶとだにもしらせてしがな(千載655)

245 :名無氏物語:2006/11/03(金) 19:18:41 ID:TvLx0695
唐国にしづみし人も我がごとく三代まであはぬ歎きをぞせし(千載1025)

246 :名無氏物語:2006/11/03(金) 19:19:48 ID:TvLx0695
契りおきしさせもが露を命にてあはれ今年の秋もいぬめり(千載1026)

247 :名無氏物語:2006/11/04(土) 13:49:15 ID:yu/0TDl/
みしま江や霜もまだひぬ蘆の葉につのぐむ程の春かぜぞふく(源通光[新古今])

248 :名無氏物語:2006/11/04(土) 13:51:47 ID:yu/0TDl/
神無月木々の木の葉は散りはてて庭にぞ風の音は聞こゆる(覚忠[新古今])

249 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:27:21 ID:HMNPOL/y
跡もなきしづが家ゐの竹のかき犬のこゑのみ奥ふかくして(風雅1774)

250 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:28:15 ID:HMNPOL/y
世をてらす光をいかでかかげまし消なばけぬべき法のともし火(風雅2083)

251 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:29:01 ID:HMNPOL/y
今はわれむなしき舟のつながれぬ心にのする一こともなし(新千載2011)

252 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:29:37 ID:HMNPOL/y
あし原やみだれし国の風をかへてたみの草葉もいまなびくなり(風雅2198)

253 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:30:17 ID:HMNPOL/y
あし原やただしき国の風としてやまとことばの末もみだれず(新千載2356)

254 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:30:58 ID:HMNPOL/y
志賀の浦や浜松がえの春の色を空にふかめて立つ霞かな(新千載17)

255 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:38:16 ID:3q2fsmiH
たちぬはぬ衣きし人もなきものをなに山姫の布さらすらむ(古今926)

256 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:38:55 ID:3q2fsmiH
そらめをぞ君はみたらし川の水あさしやふかしそれは我かは(拾遺534)

257 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:40:07 ID:3q2fsmiH
久方のなかにおひたる里なればひかりをのみぞたのむべらなる(古今968)

258 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:41:35 ID:3q2fsmiH
わかるれどあひもをしまぬももしきを見ざらん事やなにかかなしき(後撰1322)

259 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:43:12 ID:3q2fsmiH
山川のおとにのみきくももしきを身をはやながら見るよしもがな(古今1000)

260 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:45:10 ID:3q2fsmiH
もろともにありし昔を思ひいでて花みるごとにねこそ泣かるれ(続古今1524)

261 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:49:13 ID:Cgxt+lnX
秋はつる枯野の虫の声たえばありやなしやを人のとへかし(千載1093)

262 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:50:05 ID:Cgxt+lnX
むかし見しあるじ顔にも梅が枝の花だに我に物がたりせよ(金葉604)

263 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:51:04 ID:Cgxt+lnX
かきたむる古今の言の葉をのこさず君につたへつるかな(風雅1841)

264 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:51:36 ID:Cgxt+lnX
五月やみ花橘のありかをば風のつてにぞ空にしりける(金葉193)

265 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:52:20 ID:Cgxt+lnX
夕露の玉かづらしてをみなへし野原の風に折れや伏すらむ(金葉231)

266 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:53:00 ID:Cgxt+lnX
三島江のかりそめにさへ真菰草ゆふ手にあまる恋もするかな(新勅撰895)

267 :名無氏物語:2006/11/04(土) 14:53:37 ID:Cgxt+lnX
我が恋は海人の苅藻に乱れつつかわく時なき波の下草(千載793)

268 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:03:13 ID:fnAF/AsI
かぢをたえ由良の湊による舟のたよりもしらぬ沖つ潮風(良経[新古今])

269 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:04:25 ID:oId99Std
由良のとを夜わたる月にさそはれて行衛もしらず出づる舟人(源家長[続後拾遺])

270 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:07:57 ID:oId99Std
ゆらのとや波ぢの末ははるかにて有明の月にわたる舟人(北条政村[玉葉])

271 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:10:45 ID:oId99Std
夏刈の蘆のかり寝もあはれなり玉江の月の明けがたの空(藤原俊成[新古今])

272 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:20:51 ID:dFKf6yex
梶をたえ行末もしらず由良の戸をわたる舟路の春の霞に(正徹)

273 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:21:27 ID:dFKf6yex
音あらき浪の手玉もゆらの戸をわたる舟人心くだけて(正徹)

274 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:42:28 ID:dvOm315E
難波なるながらの橋もつくるなり今は我が身をなににたとへむ(古今1051)

275 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:43:06 ID:dvOm315E
かくてこそ見まくほしけれ万代をかけてにほへる藤浪の花(新古163)

276 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:44:11 ID:dvOm315E
あしひきの山郭公けふとてやあやめの草のねにたててなく(拾遺111)

277 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:45:14 ID:dvOm315E
しぐれつつ枯れゆく野辺の花なれば霜のまがきににほふ色かな(新古621)

278 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:46:50 ID:dvOm315E
むらさきの色に心はあらねども深くぞ人を思ひそめつる(新古995)

279 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:48:03 ID:dvOm315E
うつつにぞとふべかりける夢とのみ迷ひしほどやはるけかりけん(後撰641)

280 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:55:50 ID:8nC4a/XJ
桜花うつろふ色は雪とのみふるの山風ふかずもあらなむ(風雅239)

281 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:56:27 ID:8nC4a/XJ
かくてこそ見るべかりけれおく山のむろの戸ぼそにすめる月かげ(風雅1566)

282 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:57:07 ID:8nC4a/XJ
今もなほわが立つ杣の朝がすみ世におほふべき袖かとぞみる(新千載1664)

283 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:57:54 ID:8nC4a/XJ
暮れかかる山の下道わけ行けば雲こそかへれあふ人はなし(新続古今947)

284 :名無氏物語:2006/11/05(日) 00:59:10 ID:8nC4a/XJ
のどかなるけしきをよもにおしこめて霞ぞ春のすがたなりける(風雅8)

285 :名無氏物語:2006/11/05(日) 01:00:05 ID:8nC4a/XJ
ひらけそふ梢の花に露みえて音せぬ雨のそそく朝あけ(風雅198)

286 :名無氏物語:2006/11/05(日) 01:07:01 ID:LB9wpg+P
さらでだに露けき嵯峨の野辺に来て昔の跡にしをれぬるかな(新古785)

287 :名無氏物語:2006/11/05(日) 01:07:54 ID:LB9wpg+P
f 

288 :名無氏物語:2006/11/05(日) 01:08:35 ID:LB9wpg+P
み吉野の大川のべの古柳陰こそみえね春めきにけり(新古70)

289 :名無氏物語:2006/11/05(日) 01:09:28 ID:LB9wpg+P
秋の夜はおなじ尾上に鳴く鹿のふけゆくままに近くなるかな(千載309)

290 :名無氏物語:2006/11/05(日) 01:10:03 ID:LB9wpg+P
山里のかけひの水のこほれるは音きくよりもさびしかりけり(千載1103)

291 :名無氏物語:2006/11/05(日) 01:10:47 ID:LB9wpg+P
いかにせん思ひを人にそめながら色に出でじと忍ぶ心を(千載646)

292 :名無氏物語:2006/11/05(日) 01:11:45 ID:LB9wpg+P
秋くれば秋のけしきも見えけるを時ならぬ身と何にいふらん(千載1185)

293 :名無氏物語:2006/11/05(日) 18:37:32 ID:UDX3CvrB
いなび野にむらむらたてる柏木の葉広になれる夏は来にけり

294 :名無氏物語:2006/11/05(日) 18:39:22 ID:UDX3CvrB
夏刈の玉江のあしをふみしだきむれゐる鳥のたつ空ぞなき

295 :名無氏物語:2006/11/05(日) 18:40:02 ID:UDX3CvrB
秋風に潮みち来れば難波江の葦の穂よりぞ舟もゆきける

296 :名無氏物語:2006/11/05(日) 18:40:49 ID:UDX3CvrB
風をいたみ岩うつ波のおのれのみくだけて物を思ふころかな

297 :名無氏物語:2006/11/05(日) 18:49:41 ID:tIAitYPi
雁がねのかへる羽風やさそふらむすぎゆく峰の花ものこらぬ(重之集)

298 :名無氏物語:2006/11/05(日) 18:50:23 ID:tIAitYPi
憂きことも春はながめてありぬべし花のちりなむのちぞ悲しき(重之集)

299 :名無氏物語:2006/11/05(日) 18:51:51 ID:tIAitYPi
うち忍びなどか心もやらざらむ憂き世の中に花はさかずや(重之集)

300 :名無氏物語:2006/11/05(日) 18:52:42 ID:tIAitYPi
いなび野にむらむらたてる柏木の葉広になれる夏はきにけり(重之集)

301 :名無氏物語:2006/11/05(日) 18:53:40 ID:tIAitYPi
秋風に潮みちくれば難波江のあしの穂よりぞ舟もゆきける(重之集)

302 :名無氏物語:2006/11/06(月) 08:26:34 ID:A2JapMjw
藤ばかまあらしたちぬる色よりもくだけて物は我ぞ悲しき(俊成[続拾遺])

303 :名無氏物語:2006/11/06(月) 08:30:24 ID:A2JapMjw
泊瀬がは井手こす波の岩の上におのれくだけて人ぞつれなき(良経[玉葉])

304 :名無氏物語:2006/11/06(月) 08:31:06 ID:A2JapMjw
夕さればくだけて物や思ふらん岩こす浪に千鳥なく也(京極院内侍[玉葉])

305 :名無氏物語:2006/11/06(月) 16:08:15 ID:5Z2MgW4n
おのれのみくだけておつる岩浪も秋吹く風にこゑかはるなり(藤原定家)

306 :名無氏物語:2006/11/06(月) 16:21:57 ID:iyKYDbdi
はかなくも明けにけるかな朝露のおきてののちぞ消えまさりける(新古1171)

307 :名無氏物語:2006/11/06(月) 16:23:49 ID:iyKYDbdi
あかでのみふればなりけり逢はぬ夜も逢ふ夜も人をあはれとぞ思ふ(新勅撰822)

308 :名無氏物語:2006/11/06(月) 16:24:48 ID:iyKYDbdi
いはひつることだまならば百年の後もつきせぬ月をこそみめ(玉葉1052)

309 :名無氏物語:2006/11/06(月) 16:25:56 ID:iyKYDbdi
朝まだきおきてぞ見つる梅の花夜のまの風のうしろめたさに(拾遺29)

310 :名無氏物語:2006/11/06(月) 16:26:47 ID:iyKYDbdi
あま雲のはるばるみえし嶺よりもたかくぞ君をおもひ初めてし(続千載1031)

311 :名無氏物語:2006/11/06(月) 16:27:21 ID:iyKYDbdi
くやくやとまつ夕ぐれと今はとてかへる朝といづれまされり(後撰510)

312 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:34:49 ID:g/M2JViz
山うすき霞の空はややくれて花の軒ばににほふ月かげ(風雅205)

313 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:35:25 ID:g/M2JViz
春もはや嵐のすゑにふきよせて岩ねの苔に花ぞのこれる(風雅294)

314 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:36:18 ID:g/M2JViz
さなへとる山もと小田に雨はれて夕日の峰をわたる浮雲(風雅357)

315 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:37:27 ID:g/M2JViz
雨はれて露ふきはらふ梢より風にみだるる蝉のもろごゑ(風雅418)

316 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:38:55 ID:g/M2JViz
もりかぬる月はすくなき木の下に夜ぶかき水の音ぞすずしき(風雅435)

317 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:39:36 ID:g/M2JViz
見るままに壁にきえゆく秋の日のしぐれにむかふ浮雲の空(風雅704)

318 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:43:41 ID:GniAjvJ1
千歳まで折りて見るべき桜花梢はるかに咲きそめにけり(千載611)

319 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:44:14 ID:GniAjvJ1
しきしまや高円山の雲間より光さしそふ弓はりの月(新古383)

320 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:46:35 ID:GniAjvJ1
けふ暮れぬ花の散りしもかくぞありしふたたび春は物を思ふよ(千載135)

321 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:49:59 ID:GniAjvJ1
さみだれは入江のまこもかりにこし渡りもみえずなりにけるかな(新拾遺260)

322 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:50:49 ID:GniAjvJ1
春の夜はこずゑにやどる月の色を花にまがへてあかず見るかな(続拾遺71)

323 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:51:25 ID:GniAjvJ1
月をみて思ふ心のままならば行方もしらずあくがれなまし(金葉189)

324 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:52:16 ID:GniAjvJ1
まだしらぬ人をはじめて恋ふるかな思ふ心よ道しるべせよ(千載642)

325 :名無氏物語:2006/11/06(月) 17:57:25 ID:LY4m7mu/
みせばやなくだけて思ふ涙ともよもしら玉のかかる袂を(伏見院[新後撰])

326 :名無氏物語:2006/11/06(月) 18:05:34 ID:LY4m7mu/
逢ふ事は波よる礒のうつせ貝つひにくだけて物思へとや(平通時[続千載])

327 :名無氏物語:2006/11/07(火) 00:42:54 ID:mgh9gUcR
つくば山はやましげ山たづね見む恋にまされるなげきありやと(藤原経家[新勅撰])

328 :名無氏物語:2006/11/07(火) 00:47:13 ID:mgh9gUcR
思ひ入る道をば安く聞きしかど逢ふにはさはるは山茂山(藤原為家[続後拾遺])

329 :名無氏物語:2006/11/07(火) 00:48:06 ID:mgh9gUcR
見せばやな雄島のあまの袖だにも濡れにぞ濡れし色は変はらず(殷富門院大輔[千載])

330 :名無氏物語:2006/11/07(火) 00:51:42 ID:mgh9gUcR
松がねのをじまが礒のさよ枕いたくなぬれそあまの袖かは(式子内親王[新古今])

331 :名無氏物語:2006/11/07(火) 00:52:24 ID:mgh9gUcR
ゆく年ををじまのあまのぬれ衣かさねて袖に浪やかくらむ(藤原有家[新古今])

332 :名無氏物語:2006/11/07(火) 00:53:02 ID:mgh9gUcR
心ある雄島のあまの袂かな月やどれとはぬれぬ物から(宮内卿[新古今])

333 :名無氏物語:2006/11/07(火) 00:54:38 ID:mgh9gUcR
つれなくも猶あふ事をまつ島やをじまのあまと袖はぬれつつ(遊義門院[新後撰])

334 :名無氏物語:2006/11/07(火) 00:56:24 ID:mgh9gUcR
見るままに露ぞこぼるる後れにし心も知らぬ撫子の花(上東門院[後拾遺])

335 :名無氏物語:2006/11/07(火) 00:56:57 ID:mgh9gUcR
とへかしなあやしき程の夕暮のあはれすぐさぬなさけばかりに(二条院皇后宮常陸[新勅撰])

336 :名無氏物語:2006/11/07(火) 01:09:00 ID:himfNjeL
今朝よなほあやしくかはるながめかないかなる夢のいかが見えつる(風雅1023)

337 :名無氏物語:2006/11/07(火) 01:10:21 ID:himfNjeL
あはれさらば忘れてみばやあやにくに我がしたへばぞ人は思はぬ(風雅1144)

338 :名無氏物語:2006/11/07(火) 01:11:27 ID:himfNjeL
空の色草木をみるもみなかなし命にかくる物を思へば(風雅1234)

339 :名無氏物語:2006/11/07(火) 01:14:06 ID:himfNjeL
聞き聞かずおなじひびきもみだるなり嵐のうちの暁の鐘(風雅1632)

340 :名無氏物語:2006/11/07(火) 01:14:46 ID:himfNjeL
たちのぼる煙さびしき山もとの里のこなたに森のひとむら(風雅1701)

341 :名無氏物語:2006/11/07(火) 01:15:17 ID:himfNjeL
雲しづむ谷の軒ばの雨の暮ききなれぬ鳥のこゑもさびしき(風雅1767)

342 :名無氏物語:2006/11/07(火) 02:36:20 ID:K1KE9QQ4
おほ空に標ゆふよりもはかなきはつれなき人を恋ふるなりけり(続古今1061)

343 :名無氏物語:2006/11/07(火) 02:37:16 ID:K1KE9QQ4
君をまたうつつに見めや逢ふことのかたみにもらぬ水はありとも(新千載2238)

344 :名無氏物語:2006/11/07(火) 02:38:09 ID:K1KE9QQ4
わびぬれば今はたおなじ難波なるみをつくしても逢はんとぞ思ふ(後撰960)

345 :名無氏物語:2006/11/07(火) 02:39:01 ID:K1KE9QQ4
花の色は昔ながらに見し人の心のみこそうつろひにけれ(後撰102)

346 :名無氏物語:2006/11/07(火) 02:39:38 ID:K1KE9QQ4
逢ふことは遠山ずりの狩衣きてはかひなき音をのみぞなく(後撰679)

347 :名無氏物語:2006/11/07(火) 02:40:15 ID:K1KE9QQ4
人をとくあくた川てふ津の国のなにはたがはぬものにぞありける(拾遺851)

348 :名無氏物語:2006/11/07(火) 02:56:39 ID:ObCOKtnV
さか木とる庭火のかげにひく琴のしらべにかよふみねの松風(小侍従)

349 :名無氏物語:2006/11/07(火) 03:02:10 ID:4L1XoEYU
はかなくて絶えにし人の憂きよりも物わすれせぬ身をぞうらむる(風雅1390)

350 :名無氏物語:2006/11/07(火) 03:02:57 ID:4L1XoEYU
面影の忘れぬ人によそへつつ入るをぞしたふ秋の夜の月(新古1265)

351 :名無氏物語:2006/11/07(火) 03:04:08 ID:4L1XoEYU
さ夜ふけて蘆の末こす浦風にあはれうちそふ波の音かな(新古919)

352 :名無氏物語:2006/11/07(火) 03:04:49 ID:4L1XoEYU
万代をふるにかひある宿なれやみゆきと見えて花ぞ散りける(新古1453)

353 :名無氏物語:2006/11/07(火) 03:06:02 ID:4L1XoEYU
春はいかにちぎりおきてかすぎにしと遅れてにほふ花に問はばや(新勅撰1056)

354 :名無氏物語:2006/11/07(火) 03:07:18 ID:4L1XoEYU
谷川のながれし清くすみぬればくまなき月の影もうかびぬ(新古1930)

355 :名無氏物語:2006/11/07(火) 03:08:08 ID:4L1XoEYU
つらしともいさやいかがは石清水あふせまだきに絶ゆる心は(新勅撰736)

356 :名無氏物語:2006/11/07(火) 16:41:07 ID:bWfErb3N
かよふらしむかふる雲のことのねにうへなき山のみねの松風(慈円)

357 :名無氏物語:2006/11/07(火) 16:42:07 ID:bWfErb3N
たまづさのかきあはせたるしらべかな雁のことぢにみねの松風(慈円)

358 :名無氏物語:2006/11/07(火) 17:04:49 ID:yfuXnJBv
芦火たく恋にやつるる閨の上に白くもりくる月の影かな(肥後集)

359 :名無氏物語:2006/11/07(火) 17:05:22 ID:yfuXnJBv
たまさかに逢瀬はなくてみなの川涙の淵にしづむ恋かな(肥後集)

360 :名無氏物語:2006/11/07(火) 17:06:04 ID:yfuXnJBv
心して見るべかりけり春の月ことぞともなく昔恋ひらる(後葉集)

361 :名無氏物語:2006/11/07(火) 17:07:19 ID:yfuXnJBv
祝ひつつしめゆふ竹の色見れば御代のけしきは空にしるしも(俊忠集)

362 :名無氏物語:2006/11/07(火) 17:09:11 ID:yfuXnJBv
白露のきえにしほどの秋まつと常世の雁もなきてとひけり(斎宮女御集)

363 :名無氏物語:2006/11/07(火) 17:09:47 ID:yfuXnJBv
ほのかにも風はつてなん花薄むすぼほれつつ露にぬるとも(斎宮女御集)

364 :名無氏物語:2006/11/07(火) 17:10:54 ID:yfuXnJBv
秋の日のあやしきほどの夕暮に荻ふく風のおとぞきこゆる(斎宮女御集)

365 :名無氏物語:2006/11/07(火) 17:57:28 ID:YLaHaPjG
琴の音はむべ松風にかよひけり千歳を経べき君にひかれて(二条太皇太后宮大弐[玉葉])

366 :名無氏物語:2006/11/07(火) 17:58:36 ID:YLaHaPjG
琴の音や松ふく風にかよふらん千代のためしに引きつべきかな(摂津[金葉])

367 :名無氏物語:2006/11/07(火) 18:04:04 ID:YLaHaPjG
琴の音は月の影にもかよへばや空にしらべのすみのぼるらん(越後[金葉])

368 :名無氏物語:2006/11/07(火) 18:05:01 ID:YLaHaPjG
年たけてまた越ゆべしと思ひきや命なりけりさやの中山(西行[新古今])

369 :名無氏物語:2006/11/07(火) 18:05:51 ID:YLaHaPjG
思はじと思ふばかりはかなはねば心のそこよ思はれずなれ(遊義門院[玉葉])

370 :名無氏物語:2006/11/07(火) 18:07:22 ID:YLaHaPjG
契りおけ玉まく葛に風ふかばうらみもはてじかへる雁がね(藤原定家[新千載])

371 :名無氏物語:2006/11/07(火) 18:08:29 ID:YLaHaPjG
八重葎しげれる宿のつれづれと問ふ人もなきながめをぞする(藤原定頼[風雅])

372 :名無氏物語:2006/11/07(火) 18:09:23 ID:YLaHaPjG
八重葎しげれる宿は人もなしまばらに月のかげぞすみける(大江匡房[新古今])

373 :名無氏物語:2006/11/07(火) 18:48:15 ID:0ES670xw
?(´・ω・`)                                  

374 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:13:22 ID:ANhjWsls
ふるさとの浅茅が原におなじくは君とすみれの花を摘まばや(堀河百首)

375 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:16:08 ID:ANhjWsls
晴れくもりさだめなければ初時雨いもが袖笠かりてきにけり(堀河百首)

376 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:17:11 ID:ANhjWsls
初雁の心そらなる旅寝にはわが故郷ぞ夢にみえける(堀河百首)

377 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:18:44 ID:ANhjWsls
春きては花とも見よと片岡の松のうは葉にあは雪ぞふる(堀河百首)

378 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:19:25 ID:ANhjWsls
知らせばや新桑まゆのかきこもりいぶせきまでに忍ぶ心を(堀河百首)

379 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:20:16 ID:ANhjWsls
朝日子や今朝はうららにさしつらん田面の鶴の空に群れ鳴く(堀河百首)

380 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:21:18 ID:ANhjWsls
春くれど野辺の霞につつまれて花のゑまひのくちびるも見ず(永久百首)

381 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:21:55 ID:ANhjWsls
月きよみ明野の原の夕露にささめ分けくる衣さぬれぬ(堀河百首)

382 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:22:32 ID:ANhjWsls
たたらたて吹けば真金もわくものを恋にとけせぬ人や何なる(堀河百首)

383 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:23:05 ID:ANhjWsls
うづらなく狩場の小野のかるかやの思ひみだるる秋のゆふぐれ(堀河百首)

384 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:23:44 ID:ANhjWsls
白鳥の鷺坂山をこえくれば小ざさが峰に雪ふりにけり(堀河百首)

385 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:25:19 ID:ANhjWsls
すみれ咲く奈良のみやこの跡とては礎のみぞ形見なりける(為忠初度百首)

386 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:25:56 ID:ANhjWsls
野辺みれば春の日暮のおほ空に雲雀とともにあそぶ糸遊(為忠初度百首)

387 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:30:47 ID:ANhjWsls
ほととぎす五月の空やなつかしき雲にむつれて過ぎがてに鳴く(為忠初度百首)

388 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:31:30 ID:ANhjWsls
雲雀とるこのり手に据ゑ駒なべて秋の刈田にいでぬ日ぞなき(為忠後度百首)

389 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:32:14 ID:ANhjWsls
時ならぬ雪のつつみと見ゆるまで池をめぐりて咲ける白菊(為忠初度百首)

390 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:33:01 ID:ANhjWsls
思ふとは摘み知らせてきひひな草わらは遊びの手たはぶれより(為忠初度百首)

391 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:33:40 ID:ANhjWsls
恨みてもかひなかりけり今はただ人を忘るることを知らばや(堀河百首)

392 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:34:19 ID:ANhjWsls
中々に浮世は夢のなかりせば忘るるひまもあらましものを(堀河百首)

393 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:34:56 ID:ANhjWsls
かきつばた浅沢沼のぬま水に影をならべて咲きわたるかな(堀河百首)

394 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:35:34 ID:ANhjWsls
み狩すと楢の真柴をふみしだき交野の里にけふも暮らしつ(堀河百首)

395 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:36:17 ID:ANhjWsls
心こそ心をこらすものなれや思はぬ人をなに思ふらん(堀河百首)

396 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:37:22 ID:ANhjWsls
道のべの木の下水をむすびつつ夕かげ待つぞ久しかりける(永久百首)

397 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:38:17 ID:ANhjWsls
夕立や雲のさわぎに風はやみ露をとどむる草の葉ぞなき(永久百首)

398 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:39:30 ID:ANhjWsls
ふる雪もをやめやをやめ小野山に椎柴かるはしばしばかりぞ(永久百首)

399 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:40:32 ID:ANhjWsls
朝まだき楢の枯葉をそよそよと外山を出でてましら鳴くなり(永久百首)

400 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:42:25 ID:ANhjWsls
玉椿ひかりをみがく君が代にももかへり咲く優曇華の花(久安百首)

401 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:44:05 ID:ANhjWsls
二松さん?

402 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:46:52 ID:ANhjWsls
ふる雪に園のなよ竹をれふして今朝はとなりのへだてなきかな(久安百首)

403 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:47:33 ID:ANhjWsls
すむかひもなきよながらの思ひ出は浮雲かけぬ山の端の月(久安百首)

404 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:49:01 ID:ANhjWsls
秋をやく心ちこそすれ山里の紅葉ちりかふ木がらしの風(堀河百首)

405 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:49:43 ID:ANhjWsls
玉垂の御簾さわぐまで風ふけばよどののうちも涼しかりけり(永久百首)

406 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:50:25 ID:ANhjWsls
夕立にをちの溝河まさりつつふらぬ里までながれきにけり(永久百首)

407 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:51:14 ID:ANhjWsls
真葛原もみぢの色のあか月にうら悲しかる風の音かな(永久百首)

408 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:51:56 ID:ANhjWsls
もちづきの山のはいづるよそほひにかねても光る秋の空かな(永久百首)

409 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:53:14 ID:ANhjWsls
夕暮のみぞれにしみやとけぬらん垂氷づたひに雫落つなり(永久百首)

410 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:54:14 ID:ANhjWsls
身のうさの歎きに恋のまさるとは涙の色の深きにぞしる(中宮亮顕輔家歌合)

411 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:56:10 ID:ANhjWsls
東路を朝たちゆけば葛飾の真間の継橋かすみわたれり(右大臣家歌合)

412 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:57:51 ID:ANhjWsls
木の下にやどらざりせば見ましやは月さしかはす花の光を(久安百首)

413 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:58:39 ID:ANhjWsls
ちる花にをしむ心はつくしてき暮れゆく春は人にまかせん(久安百首)

414 :名無氏物語:2006/11/07(火) 19:59:13 ID:ANhjWsls
夜もすがら春をのこせる灯し火の名残はけさも消たじとぞ思ふ(久安百首)

415 :名無氏物語:2006/11/07(火) 20:01:27 ID:ANhjWsls
恋しきは逢ふをかぎりとききしかどさてしもいとど思ひそひけり(久安百首)

416 :名無氏物語:2006/11/07(火) 20:02:28 ID:ANhjWsls
敷妙の枕はかへじわぎもこが寝くたれ髪にふれてしものを(久安百首)

417 :名無氏物語:2006/11/07(火) 20:03:01 ID:ANhjWsls
秋風にあふばせを葉のくだけつつあるにもあらぬ世とはしらずや(久安百首)

418 :名無氏物語:2006/11/07(火) 20:03:54 ID:ANhjWsls
下紐はとけずはとけず小夜衣そのうつり香にしむ身ともがな(久安百首)

419 :名無氏物語:2006/11/07(火) 20:05:51 ID:ANhjWsls
恋ひ死なば鳥ともなりて君がすむ宿の梢にねぐらさだめん(久安百首)

420 :名無氏物語:2006/11/07(火) 20:06:21 ID:ANhjWsls
吹く風も木々の枝をばならさねど山は久しき声ぞきこゆる(久安百首)

421 :名無氏物語:2006/11/07(火) 20:06:55 ID:ANhjWsls
闇のうちににぎてをかけし神あそびあか星よりや明けそめにけむ(久安百首)

422 :名無氏物語:2006/11/07(火) 20:07:44 ID:ANhjWsls
巣を恋ひて帰りわづらふ燕かな汝さへ秋の風やかなしき(久安百首)

423 :名無氏物語:2006/11/07(火) 20:08:20 ID:ANhjWsls
あさ日山いつしか春の景色にて霞をながす宇治の河浪(正治初度百首)

424 :名無氏物語:2006/11/08(水) 13:25:19 ID:z2perof9
八重葎とぢける宿のかひもなしふるさととはぬ花にしあらねば(定家)

425 :名無氏物語:2006/11/08(水) 13:46:03 ID:dcODkFge
八重葎しげれる宿は夜もすがら虫の音聞くぞとり所なる(永源[詞花])

426 :名無氏物語:2006/11/08(水) 13:46:57 ID:dcODkFge
八重葎さしこもりにし蓬生にいかでか秋の分けて来つらん(藤原俊成[千載])

427 :名無氏物語:2006/11/08(水) 13:53:04 ID:dcODkFge
秋こそあれ人は尋ねぬ松の戸を幾重もとぢよ蔦の紅葉葉(式子内親王[新勅撰])

428 :名無氏物語:2006/11/08(水) 13:54:38 ID:dcODkFge
月かげをむぐらの門にさしそへて秋こそきたれとふ人はなし(藤原定家[風雅])

429 :名無氏物語:2006/11/08(水) 13:56:14 ID:dcODkFge
人とはぬむぐらの宿の月かげに露こそ見えね秋風ぞふく(宗尊親王[続古今])

430 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:02:02 ID:SXHM4K2/
こぬ人を松の枝にふる白雪のきえこそかへれくゆる思ひに(後撰851)

431 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:03:02 ID:SXHM4K2/
人はいさ我はなき名のをしければ昔も今もしらずとをいはむ(後撰634)

432 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:04:32 ID:SXHM4K2/
しののめにおきて見つれば桜花まだ夜をこめてちりにけるかな(続後拾遺106)

433 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:05:27 ID:SXHM4K2/
うちもともみえぬ扇の程なきに涼しき風をいかでこめけん(新後拾遺703)

434 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:07:46 ID:SXHM4K2/
ひとふしに千世をこめたる杖なればつくともつきじ君がよはひは(拾遺276)

435 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:10:40 ID:SXHM4K2/
をりて見るかひもあるかな梅の花ふたたび春にあふ心ちして(続後撰1030)

436 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:16:40 ID:SXHM4K2/
をぐら山峰のもみぢ葉こころあらば今ひとたびのみゆきまたなむ(拾遺1128)

437 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:21:21 ID:SXHM4K2/
君がため祝ふ心のふかければひじりの御代のあとならへとぞ(後撰1379)

438 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:22:26 ID:SXHM4K2/
春の夜の夢のなかにも思ひきや君なき宿をゆきて見むとは(後撰1387)

439 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:23:22 ID:SXHM4K2/
鶯のやどの花だに色こくは風にしらせでしばしまたなむ(新千載56)

440 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:24:26 ID:SXHM4K2/
山里の物さびしさは荻の葉のなびくごとにぞ思ひやらるる(後撰266)

441 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:25:10 ID:SXHM4K2/
をみなへし見るに心はなぐさまでいとど昔の秋ぞこひしき(新古今782)

442 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:26:01 ID:SXHM4K2/
まだしらぬ人もありける東路に我も行きてぞすむべかりける(後撰1386)

443 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:26:58 ID:SXHM4K2/
桜花のどけかりけりなき人をこふる涙ぞまづはおちける(拾遺1274)

444 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:34:42 ID:ZXQIQjYN
朝あけのこほる波まにたちゐする羽音もさむき池の村鳥(玉葉942)

445 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:35:38 ID:ZXQIQjYN
ちぎりありて逢ひ見むこともしらぬ世にはかなく人を思ひそめぬる(玉葉1257)

446 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:36:20 ID:ZXQIQjYN
ながめのこす花の梢もあらし山風よりさきに尋ねつるかな(風雅167)

447 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:37:01 ID:ZXQIQjYN
夢かなほみだれそめぬる朝寝髪またかきやらん末もしらねば(風雅1022)

448 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:38:03 ID:ZXQIQjYN
そのゆくへきけば涙ぞ先づおつるうさ恋しさも思ひわかねど(風雅1195)

449 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:38:48 ID:ZXQIQjYN
わかれにしそのちりぢりの木のもとにのこる一葉もあらし吹くなり(風雅2037)

450 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:43:16 ID:D/Yx/bhJ
ありし世の恋しきままに古郷の花にむかひて音をのみぞ泣く(続古今1409)

451 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:44:55 ID:D/Yx/bhJ
琴の音はむべ松風にかよひけり千とせをふべき君にひかれて(玉葉1075)

452 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:45:56 ID:D/Yx/bhJ
ちりつもる庭をぞ見まし桜花かぜよりさきにたづねざりせば(金葉49)

453 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:51:36 ID:D/Yx/bhJ
てる月の光さえゆく宿なれば秋の水にもつららゐにけり(金葉193)

454 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:52:23 ID:D/Yx/bhJ
ふる雪に杉の青葉もうづもれてしるしも見えず三輪の山もと(金葉285)

455 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:53:52 ID:D/Yx/bhJ
みなかみに桜ちるらし吉野河いはこす浪の花と見えつつ(続後撰139)

456 :名無氏物語:2006/11/08(水) 15:54:48 ID:D/Yx/bhJ
桜麻のをふの下草しげれただ飽かで別れし花の名なれば(新古185)

457 :名無氏物語:2006/11/08(水) 17:55:37 ID:D/Yx/bhJ
ささの葉をゆふ露ながら折りしけば玉ちる旅の草枕かな(千載514)

458 :名無氏物語:2006/11/08(水) 17:56:19 ID:D/Yx/bhJ
そなれ木のそなれそなれてむす苔のまほならずとも逢ひ見てしがな(千載804)

459 :名無氏物語:2006/11/08(水) 17:57:11 ID:D/Yx/bhJ
恋をのみすがたの池に水草ゐてすまでやみなむ名こそ惜しけれ(千載858)

460 :名無氏物語:2006/11/08(水) 17:57:43 ID:D/Yx/bhJ
雪ふかき岩のかけ道あとたゆる吉野の里も春はきにけり(千載3)

461 :名無氏物語:2006/11/08(水) 17:58:36 ID:D/Yx/bhJ
いづかたに花咲きぬらむと思ふよりよもの山辺にちる心かな(千載42)

462 :名無氏物語:2006/11/08(水) 17:59:13 ID:D/Yx/bhJ
秋のくるけしきの森の下風に立ちそふ物はあはれなりけり(千載228)

463 :名無氏物語:2006/11/08(水) 18:00:00 ID:D/Yx/bhJ
はかなさを我が身のうへによそふれば袂にかかる秋の夕露(千載264)

464 :名無氏物語:2006/11/08(水) 18:00:36 ID:D/Yx/bhJ
さらぬだに夕べさびしき山里の霧のまがきにを鹿なくなり(千載311)

465 :名無氏物語:2006/11/08(水) 18:08:46 ID:w2XlVCw7
すだきけん昔の人は影たえて宿もるものは有明の月(平忠盛[新古今])

466 :名無氏物語:2006/11/08(水) 18:09:40 ID:w2XlVCw7
とほざかる音はせねども月きよみ氷とみゆるしがのうら浪(藤原重家[千載])

467 :名無氏物語:2006/11/09(木) 08:34:56 ID:fRep24jW
すみのえのこほりとみゆる月かげにとけやしぬらむ神の心も(藤原公重)

468 :名無氏物語:2006/11/09(木) 08:35:38 ID:fRep24jW
ながむれば涙も袖にむすぼほれ空さへこほる冬のよの月(藤原家隆)

469 :名無氏物語:2006/11/09(木) 16:28:35 ID:9RNyEber
昨日だにとはむと思ひし津の国の生田の森に秋は来にけり(藤原家隆[新古今])

470 :名無氏物語:2006/11/09(木) 16:30:34 ID:9RNyEber
時雨ゆく生田の森の秋の色をとはでぞよそにみるべかりける(藤原俊成女[続後拾遺])

471 :名無氏物語:2006/11/09(木) 16:33:40 ID:9RNyEber
秋風にまたこそとはめ津の国の生田のもりの春の明ぼの(順徳院[続古今])

472 :名無氏物語:2006/11/09(木) 16:34:56 ID:9RNyEber
津の国の生田の杜の初時雨あすさへふらば紅葉しぬべし(藤原教実[続千載])

473 :名無氏物語:2006/11/09(木) 16:36:38 ID:9RNyEber
かづらきやたかまの嶺に雲はれてあくるわびしき在明の月(藤原雅経[新千載])

474 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:23:36 ID:SjAb1xrB
おくれゐてなくなるよりは葦鶴のなどて齢をゆづらざりけむ(拾遺497)

475 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:25:31 ID:SjAb1xrB
あな恋しはつかに人をみづの泡のきえかへるともしらせてしがな(拾遺636)

476 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:27:26 ID:SjAb1xrB
池水に国さかえけるまきもくのたまきの風はいまものこれり(続古今1908)

477 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:28:57 ID:SjAb1xrB
あさ緑みだれてなびく青柳のいろにぞ春の風もみえける(後拾遺76)

478 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:30:22 ID:SjAb1xrB
おもひつつ夢にぞ見つる桜花春はねざめのなからましかば(後拾遺107)

479 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:31:29 ID:SjAb1xrB
さくら花ちらさで千世も見てしがなあかぬ心はさてもありやと(詞花35)

480 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:40:51 ID:yj6+nmn7
たのまじと思ふ心はこころにて暮れゆく空のまたいそがるる(風雅1040)

481 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:41:41 ID:yj6+nmn7
一たびの逢瀬にかへし命なればすてもをしみも君にのみこそ(風雅1149)

482 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:44:04 ID:yj6+nmn7
うくつらき人の面影わが涙ともにぞうかぶ月の夜すがら(玉葉1479)

483 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:44:43 ID:yj6+nmn7
草がくれ虫なきそめて夕霧のはれまの軒に月ぞみえ行く(風雅580)

484 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:45:26 ID:yj6+nmn7
吹きみだし野分にあるる朝あけの色こき雲に雨こぼるなり(風雅650)

485 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:47:18 ID:yj6+nmn7
鳩のなく杉の木ずゑのうす霧に秋の日よわき夕ぐれの山(風雅653)

486 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:56:10 ID:zO6gGwjr
起き別れ明くる侘しき槙の戸をさしも思はで出でにけるかな(藻壁門院但馬[続後拾遺])

487 :名無氏物語:2006/11/09(木) 17:59:47 ID:zO6gGwjr
かづらきの神ならねども天の川あくるわびしきかささぎの橋(後嵯峨院[新千載])

488 :名無氏物語:2006/11/09(木) 18:24:17 ID:qFR6c5rZ
露しげき野辺にならひてきりぎりす我が手枕の下になくなり(金葉218)

489 :名無氏物語:2006/11/09(木) 18:25:17 ID:qFR6c5rZ
袖ぬるる山井のしみづいかでかは人目もらさでかげを見るべき(新勅撰659)

490 :名無氏物語:2006/11/09(木) 18:27:10 ID:qFR6c5rZ
荒磯の岩にくだくる波なれやつれなき人にかくる心は(千載653)

491 :名無氏物語:2006/11/09(木) 18:28:08 ID:qFR6c5rZ
長からむ心もしらず黒髪のみだれてけさは物をこそ思へ(千載802)

492 :名無氏物語:2006/11/09(木) 18:29:56 ID:qFR6c5rZ
あふ事をとふ石神のつれなさに我が心のみうごきぬるかな(金葉508)

493 :名無氏物語:2006/11/09(木) 18:31:12 ID:qFR6c5rZ
友こふる遠山鳥のます鏡みるになぐさむ袖のはかなさ(続後撰702)

494 :名無氏物語:2006/11/09(木) 18:31:58 ID:qFR6c5rZ
つれなさをいかに忍びてすぐしけむ暮まつほどもたへぬ心に(続拾遺892)

495 :名無氏物語:2006/11/10(金) 01:20:40 ID:ZfB9c6Ld
逢ふことは七夕つめに貸しつれど渡らまほしき鵲の橋(後冷泉天皇[後拾遺])

496 :名無氏物語:2006/11/10(金) 01:21:18 ID:ZfB9c6Ld
たなばたに心をかしてなげくかな明方ちかき天の川風(後嵯峨院[風雅])

497 :名無氏物語:2006/11/10(金) 01:24:19 ID:ZfB9c6Ld
見し人もなきが数そふ露の世にあらましかばの秋の夕暮(俊成女[続後撰])

498 :名無氏物語:2006/11/10(金) 01:25:26 ID:ZfB9c6Ld
あすならば忘らるる身になりぬべし今日をすぐさぬ命ともがな(赤染衛門[後拾遺])

499 :名無氏物語:2006/11/10(金) 01:47:09 ID:28T0TjFG
夏草はしげりにけりな玉鉾の道行き人もむすぶばかりに(新古188)

500 :名無氏物語:2006/11/10(金) 01:47:40 ID:28T0TjFG
きみ恋ふとかつはきえつつふるほどをかくても生ける身とやみるらん(後拾遺807)

501 :名無氏物語:2006/11/10(金) 01:48:41 ID:28T0TjFG
恋しさの忘られぬべきものならば何しか生ける身をも恨みん(後拾遺808)

502 :名無氏物語:2006/11/10(金) 01:49:34 ID:28T0TjFG
涙川身もうくばかりながるれどきえぬは人の思ひなりけり(新古1060)

503 :名無氏物語:2006/11/10(金) 01:50:17 ID:28T0TjFG
白玉か露かととはむ人もがな物思ふ袖をさしてこたへん(新古1112)

504 :名無氏物語:2006/11/10(金) 01:51:45 ID:28T0TjFG
おなじくは我が身も露ときえななんきえなばつらき言の葉もみじ(新古1343)

505 :名無氏物語:2006/11/10(金) 02:05:26 ID:SUN2WDdW
み雪ふるかれ木のすゑのさむけきにつばさをたれて烏なくなり(風雅846)

506 :名無氏物語:2006/11/10(金) 02:06:17 ID:SUN2WDdW
しらみまさる空のみどりはうすく見えてあけ残る星の数ぞきえ行く(風雅1627)

507 :名無氏物語:2006/11/10(金) 02:07:05 ID:SUN2WDdW
山のはの色ある雲に松すきて入日のあとの空ぞしづけき(風雅1652)

508 :名無氏物語:2006/11/10(金) 02:07:50 ID:SUN2WDdW
あさみどり柳の糸のうちはへてけふもしきしき春雨ぞふる(風雅109)

509 :名無氏物語:2006/11/10(金) 02:09:16 ID:SUN2WDdW
色かはる柳がうれに風すぎて秋の日さむき初雁のこゑ(風雅527)

510 :名無氏物語:2006/11/10(金) 02:10:07 ID:SUN2WDdW
おく霜はねやまでとほる明がたの枕にちかき雁の一こゑ(風雅764)

511 :名無氏物語:2006/11/10(金) 02:17:44 ID:IK5rahgc
うき人をしのぶべしとは思ひきや我が心さへなどかはるらん(千載918)

512 :名無氏物語:2006/11/10(金) 02:19:13 ID:IK5rahgc
西へ行くしるべと思ふ月影の空だのめこそかひなかりけれ(新古1952)

513 :名無氏物語:2006/11/10(金) 02:22:52 ID:IK5rahgc
君こふるなげきのしげき山里はただ日ぐらしぞともになきける(玉葉2409)

514 :名無氏物語:2006/11/10(金) 02:24:15 ID:IK5rahgc
のこりなく我がよふけぬと思ふにもかたぶく月にすむ心かな(千載999)

515 :名無氏物語:2006/11/10(金) 02:25:46 ID:IK5rahgc
よろづ代のためしと見ゆる花の色をうつしとどめよ白川の水(金葉33)

516 :名無氏物語:2006/11/10(金) 02:27:25 ID:IK5rahgc
花の色に光さしそふ春の夜ぞ木の間の月は見るべかりける(千載73)

517 :名無氏物語:2006/11/10(金) 02:28:17 ID:IK5rahgc
かぎりあらむ道こそあらめ此の世にて別るべしとは思はざりしを(千載484)

518 :名無氏物語:2006/11/10(金) 05:50:43 ID:FxYmlopy
夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ
(後拾遺和歌集)

この歌ぞ藻得る。

519 :名無氏物語:2006/11/10(金) 08:17:29 ID:3nRd4uXy
いかにして いかにこのよに ありへばか しばしもものを おもはざるべき
(新古今、和泉式部)
和泉式部はホントいいなあ

520 :名無氏物語:2006/11/10(金) 14:18:31 ID:nLekKZee
春霞かすみし空の名残さへけふをかぎりの別れなりけり(九条良経[新古今])

521 :名無氏物語:2006/11/10(金) 14:21:26 ID:nLekKZee
忘れじのゆくすゑかたき世の中にむそぢなれぬる袖の月かげ(源家長[新勅撰])

522 :名無氏物語:2006/11/10(金) 14:27:01 ID:nLekKZee
手もたゆくならす扇のおきどころ忘るばかりに秋風ぞふく(相模[新古今])

523 :名無氏物語:2006/11/10(金) 14:28:06 ID:nLekKZee
うたたねの朝けの袖にかはるなりならす扇の秋のはつ風(式子内親王[新古今])

524 :名無氏物語:2006/11/10(金) 14:43:14 ID:3nRd4uXy
清く澄む 水の心のむなしきに さればと宿る 月の影かな (後京極摂政・秋篠月清集)
良経はホントに昔の人とは思えない凄さがある 今歌人と称してるのより遥かに新しい

525 :名無氏物語:2006/11/10(金) 20:58:33 ID:nLekKZee
手にならす扇の風も忘られて閨もる月の影ぞ涼しき(藻壁門院但馬[続拾遺])

526 :名無氏物語:2006/11/10(金) 20:59:18 ID:nLekKZee
いつしかとならす扇を荻の葉にやがて涼しき秋の初風(藤原基家[新後撰])

527 :名無氏物語:2006/11/10(金) 21:05:16 ID:nLekKZee
我もいつぞあらましかばとみし人を忍ぶとすればいとどそひ行く(慈円[新古今])

528 :名無氏物語:2006/11/10(金) 21:07:40 ID:nLekKZee
見し人もなきが数そふ露の世にあらましかばの秋の夕暮(俊成女[続後撰])

529 :名無氏物語:2006/11/10(金) 21:10:10 ID:nLekKZee
たらちねのあらましかばと思ふにぞ身のためまでもねは泣かれける(藤原光俊[続古今])

530 :名無氏物語:2006/11/10(金) 21:22:08 ID:nLekKZee
見し人のなきがうちには数ふともあらましかばと誰かしのばん(長舜[新千載])

531 :名無氏物語:2006/11/10(金) 21:52:28 ID:nLekKZee
めづらしき光さし添ふさかづきはもちながらこそ千世をめぐらめ(紫式部[後拾遺])

532 :名無氏物語:2006/11/10(金) 21:52:58 ID:nLekKZee
もろともに同じ浮世にすむ月の羨しくも西へゆくかな(中原長国妻[後拾遺集])

533 :名無氏物語:2006/11/10(金) 21:53:30 ID:nLekKZee
逢坂の関ふみならすかち人のわたれどぬれぬ花の白波(良経[新勅撰])

534 :名無氏物語:2006/11/10(金) 21:55:29 ID:nLekKZee
春の夜の月にまがへる梅の花ただ香ばかりぞしるべなりける(源顕仲[堀河百首])

535 :名無氏物語:2006/11/10(金) 21:56:00 ID:nLekKZee
紅の木の葉吹きわけ行く駒の影ふみならす岩のかけ道(範光[正治後度百首])

536 :名無氏物語:2006/11/10(金) 21:56:38 ID:nLekKZee
立ちつづく桐原の駒越ゆれども音は隠れぬ関の岩かど(定家[拾遺愚草])

537 :名無氏物語:2006/11/10(金) 21:57:50 ID:nLekKZee
身にかへて惜しむにとまる花ならばけふや我が世の限りならまし(源俊頼[詞花])

538 :名無氏物語:2006/11/10(金) 21:58:31 ID:nLekKZee
身にかへてつらきと何に思ふらん生けらばなびく人もこそあれ(藤原実家[月詣集])

539 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:00:44 ID:nLekKZee
桜花うき身にかふるためしあらば生きて散るをば惜しまざらまし(源通親[千載])

540 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:06:33 ID:nLekKZee
身にかへて何歎くらむ大方は今年のみやは春にわかるる(殷富門院大輔[風雅])

541 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:07:15 ID:nLekKZee
身にかへていざさは秋を惜しみ見んさらでも脆き露の命を(守覚法親王[新古今])

542 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:08:25 ID:nLekKZee
身にかへて花も惜しまじ君が代にみるべき春の限りなければ(参河内侍[新古今])

543 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:09:58 ID:nLekKZee
春日野にまだうら若きさいたづま妻こもるともいふ人やなき(西園寺実氏[玉葉])

544 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:11:45 ID:nLekKZee
をしからぬ命も今はながらへておなじ世をだに別れずもがな(定家[玉葉])

545 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:12:41 ID:nLekKZee
天つ風雲の通ひ路ふきとぢよ乙女の姿しばしとどめむ(遍昭[古今])

546 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:22:27 ID:nLekKZee
ありし夜を見はてぬ夢の枕にも猶うらめしき鐘の音かな(源通親[新続古今])

547 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:23:33 ID:nLekKZee
咲きぬればかつちる花と知りながら猶うらめしき春の山風(藤原忠家[続後撰])

548 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:24:27 ID:nLekKZee
いかにせん室の八島に宿もがな恋のけぶりを空にまがへん(藤原俊成[千載])

549 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:25:04 ID:nLekKZee
恋ひ死なば室の八島にあらずとも思ひの程は煙にも見よ(藤原忠定[続後撰])

550 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:25:45 ID:nLekKZee
けふも又かくや伊吹のさしも草さらば我のみ燃えや渡らん(和泉式部[新古今])

551 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:26:18 ID:nLekKZee
あふことはいつと伊吹の峰におふるさしもたえせぬ思ひなりけり(藤原家房[新古今])

552 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:40:06 ID:nLekKZee
さしも草もゆる伊吹の山の端のいつともわかぬ思ひなりけり(藤原頼氏[新勅撰])

553 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:44:31 ID:nLekKZee
さしも草さしもひまなき五月雨に伊吹のたけの猶や燃ゆらん(藤原家良[新拾遺])

554 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:45:36 ID:nLekKZee
見し人もすみあらしてしふる郷にひとり露けき女郎花かな(崇徳院[玉葉])

555 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:57:26 ID:nLekKZee
山の端に入るまで月をながむとも知らでや人の有明の空(藤原雅経[新後撰])

556 :名無氏物語:2006/11/10(金) 22:58:13 ID:nLekKZee
いづれをかわきて折るべき月影に色みえまがふ白菊の花(大弐三位[新勅撰])

557 :名無氏物語:2006/11/10(金) 23:00:16 ID:nLekKZee
いづれをかわきて折らまし山里の垣ねつづきに咲ける卯の花(大江匡房[金葉])

558 :名無氏物語:2006/11/10(金) 23:00:58 ID:nLekKZee
古郷は浅茅がすゑに成りはてて月にのこれる人の面影(九条良経[新古今])

559 :名無氏物語:2006/11/10(金) 23:01:39 ID:nLekKZee
くちにける長柄の橋を来てみれば葦の枯葉に秋風ぞふく(藤原実定[新古今])

560 :名無氏物語:2006/11/10(金) 23:02:39 ID:nLekKZee
紅の色にでにけり梅の花こんとたのめし人のとふまで(藤原親子[新拾遺])

561 :名無氏物語:2006/11/10(金) 23:03:19 ID:nLekKZee
わが物といかなる人の惜しむらん春は憂き身の外よりぞ行く(慈円[続後撰])

562 :名無氏物語:2006/11/10(金) 23:24:29 ID:nLekKZee
こぞの春ちりにし花も咲きにけりあはれ別れのかからましかば(赤染衛門[詞花])

563 :名無氏物語:2006/11/11(土) 00:19:00 ID:WKPV0D+x
インキンタムシ

564 :名無氏物語:2006/11/11(土) 00:19:43 ID:SWIES0Zt
つれづれと思ひぞ出づるみし人をあはで幾月眺めしつらん(橘俊宗女[金葉])

565 :名無氏物語:2006/11/11(土) 00:20:18 ID:SWIES0Zt
秋の夜の月に幾度ながめして物思ふことの身に積もるらん(藤原雅経[続千載])

566 :名無氏物語:2006/11/11(土) 00:22:12 ID:SWIES0Zt
おほかたの恋する人にききなれて世のつねのとや君おもふらん(藤原公能[千載])

567 :名無氏物語:2006/11/11(土) 00:24:00 ID:SWIES0Zt
九重や玉しく庭にむらさきの袖をつらぬる千代のはつ春(藤原俊成[風雅])

568 :名無氏物語:2006/11/11(土) 00:24:49 ID:SWIES0Zt
むらさきにつらぬる袖やうつるらん雲のうへまで匂ふしら菊(西園寺実氏[玉葉])

569 :名無氏物語:2006/11/11(土) 00:26:39 ID:SWIES0Zt
ふめばをしふまでは人もとひがたみ風ふきわけよ花の白雪(西園寺公経[続後撰])

570 :名無氏物語:2006/11/11(土) 00:27:30 ID:SWIES0Zt
やすらはで寝なんものかは山の端にいさよふ月を花に待ちつつ(九条良経[続古今])

571 :名無氏物語:2006/11/11(土) 00:28:32 ID:SWIES0Zt
誰故かかたぶくまでの月影にねなまし人の衣うつらん(源邦長[続千載])

572 :名無氏物語:2006/11/11(土) 02:00:03 ID:SWIES0Zt
思ふことなくてぞみましほのぼのと有明の月の志賀の浦波(花山院師賢[新葉])

573 :名無氏物語:2006/11/11(土) 02:01:08 ID:SWIES0Zt
めぐりあひておなじ雲井にながめばやあかで別れし九重の月(尊良親王[新葉])

574 :名無氏物語:2006/11/11(土) 02:07:19 ID:SWIES0Zt
夕顔の光をそへし白露の消えにしかげぞ面影にたつ(源通親[高倉院昇霞記])

575 :名無氏物語:2006/11/11(土) 02:08:20 ID:SWIES0Zt
心あてに露も光やそへつらむ月に色なき夕顔の花(源具親[千五百番歌合])

576 :名無氏物語:2006/11/11(土) 07:06:02 ID:+XH9JVTm
心あてに見し夕顔の花散りて尋ねぞ迷ふたそがれの宿(松平定信)

577 :名無氏物語:2006/11/11(土) 08:01:07 ID:+XH9JVTm
むらさめの露けき花の夕顔に光そへてもゆく蛍かな(飛鳥井雅有)

578 :名無氏物語:2006/11/11(土) 08:01:43 ID:+XH9JVTm
たそかれにほのぼのみえし夕顔の花の露にや光そへけん(西園寺実材母)

579 :名無氏物語:2006/11/11(土) 08:02:25 ID:+XH9JVTm
めぐりあひて見し夜の空もみづぐきに月かげながらうつしとめけむ(加納諸平)

580 :名無氏物語:2006/11/11(土) 08:03:05 ID:+XH9JVTm
めぐりこし月にとはばやこぞのけふ雲がくれにし人のゆくへを(本居宣長)

581 :名無氏物語:2006/11/11(土) 08:03:36 ID:+XH9JVTm
いかにして思ひ出づらん俤のみしやそれともわかぬ契りを(武者小路実陰)

582 :名無氏物語:2006/11/11(土) 08:54:12 ID:+XH9JVTm
あやしくもむすぼふれぬる心かなみしやそれともまだわかぬまに(烏丸光広)

583 :名無氏物語:2006/11/11(土) 08:55:05 ID:+XH9JVTm
たづねても人ぞたどらん面影をみしや其ともおぼえざりせば(下冷泉持為)

584 :名無氏物語:2006/11/11(土) 09:15:08 ID:+XH9JVTm
月影のそれかあらぬかかげろふのほのかにみえて雲がくれにし(源実朝)

585 :名無氏物語:2006/11/11(土) 09:15:38 ID:+XH9JVTm
てる月のかくるるにつけて思ふかな雲がくれにしよはのかなしさ(源通親)

586 :名無氏物語:2006/11/11(土) 09:16:12 ID:+XH9JVTm
まれにきてあふさか山のかひもなく鳥の空ねにはかられにける(三条西実隆)

587 :名無氏物語:2006/11/11(土) 09:17:11 ID:+XH9JVTm
鳥のねを聞くよりやがて相坂のせきとめがたききぬぎぬの空(飛鳥井雅親)

588 :名無氏物語:2006/11/11(土) 09:18:26 ID:+XH9JVTm
関の戸を鳥のそら音にはかれども有明の月はなほぞさしける(藤原定家)

589 :名無氏物語:2006/11/11(土) 09:19:56 ID:+XH9JVTm
関の戸は鳥の空音に明けつれどふままくをしき雪ぞふりぬる(俊恵)

590 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:34:35 ID:nTawXBlt
くれはつる年をしみかねうちふさば夢みむほどに春はきぬべし(安法法師集)

591 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:36:18 ID:nTawXBlt
紅葉ふる木の下風に夢さめてうらなき鹿の音をもきくかな(安法法師集)

592 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:40:43 ID:nTawXBlt
都人ねで待つらめやほととぎす今ぞ山べをなきてすぐなる(道綱母集)

593 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:46:54 ID:j3jZs2mv
とびつれてとほざかりゆく烏羽にくるる色そふをちかたの空(風雅1660)

594 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:47:42 ID:j3jZs2mv
山もとや雨はれのぼる雲のあとにけぶりのこれる里の一むら(風雅1699)

595 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:48:21 ID:j3jZs2mv
さきそめて春をおそしと待ちけらし雪のうちよりにほふ梅がえ(風雅68)

596 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:49:04 ID:j3jZs2mv
かきくれてふりだにまされつくづくとしづくさびしき軒の春雨(風雅113)

597 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:49:46 ID:j3jZs2mv
時鳥さやかにをなけ夕づく夜雲まのかげはほのかなりとも(風雅320)

598 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:50:08 ID:RP1nFMnT
きみがゆくみちのながてをくりたたねやきほろぼさむあめのひもがも(?)

599 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:50:24 ID:j3jZs2mv
ながめやるいく野の末のはてもなし月と露とのおなじ光に(新千載429)

600 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:55:37 ID:JRg1VDxb
世のうきも人のつらきも忍ぶるに恋しきにこそ思ひわびぬれ(新古1424)

601 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:56:22 ID:JRg1VDxb
露だにも名だたるやどの菊ならば花のあるじや幾世なるらん(後撰395)

602 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:57:15 ID:JRg1VDxb
君がいにし方やいづれぞ白雲のぬしなき宿とみるぞかなしさ(後撰1416)

603 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:58:43 ID:JRg1VDxb
みじか夜ののこりすくなく更けゆけばかねて物うき暁の空(新古1176)

604 :名無氏物語:2006/11/11(土) 21:59:47 ID:JRg1VDxb
誰となくおぼろにみえし月影にわくる心を思ひしらなん(後撰737)

605 :名無氏物語:2006/11/11(土) 22:00:42 ID:JRg1VDxb
旅ねして物おもふ程に秋の夜のありあけの月も出でにけるかな(玉葉1141)

606 :名無氏物語:2006/11/11(土) 22:04:22 ID:dH9wtM0N
けふ来れどあやめもしらぬ袂かな昔を恋ふるねのみかかりて(新古770)

607 :名無氏物語:2006/11/11(土) 22:05:40 ID:dH9wtM0N
何せんにそらだのめとて恨みけむ思ひ絶えたる暮もありけり(千載944)

608 :名無氏物語:2006/11/11(土) 22:06:38 ID:dH9wtM0N
これや夢いづれかうつつはかなさを思ひわかでも過ぎぬべきかな(千載1130)

609 :名無氏物語:2006/11/11(土) 22:07:22 ID:dH9wtM0N
なにごとも昔語りになりゆけば花も見し世の色やかはれる(風雅1964)

610 :名無氏物語:2006/11/11(土) 22:07:58 ID:dH9wtM0N
むしあけの瀬戸のあけぼの見るをりぞ都のことも忘られにける(玉葉1217)

611 :名無氏物語:2006/11/11(土) 22:08:43 ID:dH9wtM0N
有明の月もあかしの浦風に波ばかりこそよると見えしか(金葉216)

612 :名無氏物語:2006/11/11(土) 22:09:33 ID:dH9wtM0N
すだきけむ昔の人は影たえて宿もるものは有明の月(新古1552)

613 :名無氏物語:2006/11/11(土) 23:09:11 ID:N8ycfAHm
紫の袖をつらねし面かげの霞もいくへけふのはつ春(崇光院)

614 :名無氏物語:2006/11/11(土) 23:10:59 ID:N8ycfAHm
つむもをしつまであせなむ色もうし芝生の菫あかぬ夕露(三条西実隆)

615 :名無氏物語:2006/11/11(土) 23:55:13 ID:WKPV0D+x
むき出しチンポ一本どうですか?

616 :名無氏物語:2006/11/12(日) 00:34:30 ID:6m1QHGVK
いくたびも 雪の深さを 尋ねけり (正岡子規)
俳句でごめんなさい

617 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:04:10 ID:SEL+TWNJ
いとどまた光やそはん白露に月まちいづる夕顔の花(津守国助[新後撰])

618 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:05:32 ID:SEL+TWNJ
夢にだにあふ夜稀なる都人ねられぬ月に遠ざかりぬる(九条良経[新後拾遺])

619 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:06:44 ID:SEL+TWNJ
夢ならばまたも見るべき面影のやがてまぎるる世をいかにせん(藤原忠良[新後拾遺])

620 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:21:33 ID:eEgf7bwf
天つ風ふけひの浦にゐるたづのなどか雲居にかへらざるべき(新古1723)

621 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:22:19 ID:eEgf7bwf
わがごとく物思ふときやほととぎす身をうの花のかげになくらん(続古今213)

622 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:23:11 ID:eEgf7bwf
物思ふとすぐる月日もしらぬまに今年はけふにはてぬとかきく(後撰506)

623 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:23:52 ID:eEgf7bwf
雲ゐにて雲ゐにみゆるかささぎの橋をわたると夢に見しかな(新勅撰636)

624 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:24:47 ID:eEgf7bwf
身にしみて思ふ心の年ふればつひに色にもいでぬべきかな(拾遺633)

625 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:25:25 ID:eEgf7bwf
今日そゑにくれざらめやはと思へどもたへぬは人の心なりけり(後撰882)

626 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:28:49 ID:5n+ASDxP
神な月雲の行てのむらしぐれはれもくもりも風のまにまに(風雅740)

627 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:29:27 ID:5n+ASDxP
吹きとほす木ずゑの風は身にしみてさゆる霜夜の星きよき空(風雅763)

628 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:30:09 ID:5n+ASDxP
ちぎりありてかかる思ひやつくばねのみねども人のやがて恋しき(風雅960)

629 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:30:46 ID:5n+ASDxP
しらせねばあはれもうさもまだみぬに涙までにはなにかこぼるる(風雅980)

630 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:31:56 ID:5n+ASDxP
起きもせずねもせであかす床の上に夢ともなしの人の面かげ(新千載1176)

631 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:32:28 ID:5n+ASDxP
しられじな水底ふかきなびきものなびかぬ人にわれみだるとは(新千載1208)

632 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:34:43 ID:gUbePlO3
うれしともなかなかなればいはし水神ぞしるらん思ふ心は(玉葉2768)

633 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:35:27 ID:gUbePlO3
ゆく人もあまのとわたる心ちして雲の波路に月を見るかな(詞花297)

634 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:36:07 ID:gUbePlO3
ながゐすな都の花も咲きぬらん我もなにゆゑいそぐ舟出ぞ(詞花275)

635 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:36:42 ID:gUbePlO3
すみのぼる月の光にさそはれて雲のうへまでゆく心かな(詞花293)

636 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:37:13 ID:gUbePlO3
夜な夜なの旅寝のとこに風さえて初雪ふれるさやの中山(千載502)

637 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:37:47 ID:gUbePlO3
きのふまでみたらし川にせしみそぎ志賀のうら波たちぞかはれる(千載972)

638 :名無氏物語:2006/11/12(日) 09:38:35 ID:gUbePlO3
夜な夜なの旅寝のとこに風さえて初雪ふれるさやの中山(千載502)

639 :名無氏物語:2006/11/12(日) 19:34:55 ID:RC51cUpt
恋せじとみたらし河にせしみそぎ神はうけずぞなりにけらしも(よみ人しらず「古今集」)

640 :名無氏物語:2006/11/12(日) 19:47:34 ID:ovxST/MQ

むかし見しあるじがほにてむめがえの花だにわれにものがたりせよ公実卿かくれ侍りてのち、かの家にまかりけるに、むめの花さかりにさけるを見て、枝にむすびはべりける   藤原基俊

641 :名無氏物語:2006/11/13(月) 00:45:39 ID:BCCto+An
おのづから逢ふ夜稀なる契をば忍ばずとても誰かしるべき(藤原信実[新拾遺])

642 :名無氏物語:2006/11/13(月) 00:47:09 ID:BCCto+An
まだ宵と思へばしらむ横雲にやがてまぎるるみじか夜の月(源有忠[玉葉])

643 :名無氏物語:2006/11/13(月) 00:48:29 ID:BCCto+An
霜の下にかきこもりなば草の原秋の夕べもとはじとやさは(西園寺公経[千五百番歌合])

644 :名無氏物語:2006/11/13(月) 01:42:48 ID:XDRSWdeh
秋の月こたへばいかにかたらまし心にうかぶ代々のあはれを(新後拾遺1380)

645 :名無氏物語:2006/11/13(月) 01:43:38 ID:XDRSWdeh
風になびく柳のかげもそことなく霞みふけゆく春の夜の月(風雅123)

646 :名無氏物語:2006/11/13(月) 01:44:56 ID:XDRSWdeh
つつじ咲くかた山かげの春の暮それとはなしにとまるながめを(風雅289)

647 :名無氏物語:2006/11/13(月) 01:46:13 ID:XDRSWdeh
くひななく森ひとむらは木ぐらくて月にはれたる野べのをちかた(風雅378)

648 :名無氏物語:2006/11/13(月) 01:47:23 ID:XDRSWdeh
うちそよぎ竹の葉のぼる露ならで月ふくる夜のまた音もなし(風雅601)

649 :名無氏物語:2006/11/13(月) 01:48:38 ID:XDRSWdeh
空たかくすみとほる月はかげさえて芝生にしろき霜の明け方(風雅767)

650 :277です ◆FqeJv4XClk :2006/11/13(月) 01:56:26 ID:NHcDlQSg
バック・シートに眠ってていい 市街路を海賊船のように走るさ(加藤治郎)

651 :名無氏物語:2006/11/13(月) 01:56:39 ID:DREITOA0
いかにしてかく思ふてふ事をだに人づてならで君にかたらん(後撰961)

652 :名無氏物語:2006/11/13(月) 01:57:27 ID:DREITOA0
逢ひみてののちの心にくらぶれば昔は物も思はざりけり(拾遺710)

653 :名無氏物語:2006/11/13(月) 01:58:33 ID:DREITOA0
逢ふことをいざ穂にいでなんしのすすき忍びはつべき物ならなくに(後撰727)

654 :名無氏物語:2006/11/13(月) 01:59:09 ID:DREITOA0
伊勢の海のちひろの浜にひろふとも今は何てふかひかあるべき(後撰927)

655 :名無氏物語:2006/11/13(月) 01:59:54 ID:DREITOA0
にほひうすくさける花をも君がためをりとしをれば色まさりけり(玉葉1612)

656 :名無氏物語:2006/11/13(月) 02:00:29 ID:DREITOA0
わが宿の梅がえになく鶯は風のたよりに香をやとめこし(玉葉42)

657 :名無氏物語:2006/11/13(月) 02:14:31 ID:FeVmbdvD
たぐへやる我が魂をいかにしてはかなき空にもてはなるらむ(大和物語)

658 :名無氏物語:2006/11/13(月) 02:22:23 ID:mhZ1wTLd
根にかへる花のすがたの恋しくはただこのもとをかたみとは見よ(金葉605)

659 :名無氏物語:2006/11/13(月) 02:23:33 ID:mhZ1wTLd
けふやさは雪うちとけて鶯の都に出づる初音なるらん(金葉14)

660 :名無氏物語:2006/11/13(月) 02:24:06 ID:mhZ1wTLd
梅がえにふりつむ雪は鶯の羽風にちるも花かとぞみる(千載17)

661 :名無氏物語:2006/11/13(月) 02:25:13 ID:mhZ1wTLd
かづらきや高まの山のさくら花雲井のよそにみてや過ぎなん(千載56)

662 :名無氏物語:2006/11/13(月) 02:26:35 ID:mhZ1wTLd
ふもとまで尾上の桜ちりこずはたなびく雲と見てやすぎまし(新古124)

663 :名無氏物語:2006/11/13(月) 02:27:35 ID:mhZ1wTLd
ちる花ををしむばかりや世の中の人の心のかはらざるらむ(風雅242)

664 :名無氏物語:2006/11/13(月) 02:29:02 ID:mhZ1wTLd
秋風にたなびく雲の絶えまよりもれ出づる月の影のさやけさ(新古413)

665 :名無氏物語:2006/11/13(月) 09:45:33 ID:3w909ZZu
玉よする岬が沖に波間よりたちいづる月のかげのさやけさ(鴨長明)

666 :名無氏物語:2006/11/13(月) 09:46:31 ID:3w909ZZu
霜こほる山風あらき雲間よりもれいづる月の影ぞさむけき(藤原隆祐)

667 :名無氏物語:2006/11/13(月) 09:47:09 ID:3w909ZZu
晴れゆくかただよふ雲のたえまより星見えそむるむら雨の空(宮内卿)

668 :名無氏物語:2006/11/13(月) 09:47:46 ID:3w909ZZu
吹きはらふ雪げの雲のたえだえをまちける月の影のさやけさ(順徳院)

669 :名無氏物語:2006/11/13(月) 11:45:47 ID:Oypjf2uV
いかほどの重荷積むとも伊豆丸はなどか沈まん責め果たすまで(鷺洲先生)

670 :名無氏物語:2006/11/14(火) 15:41:15 ID:z+niv6UB
もれ出づる今ひときはのさやけさに空こそ月の光とは見れ(後水尾院)

671 :名無氏物語:2006/11/14(火) 15:44:55 ID:z+niv6UB
秋かぜの雲吹きつくす山の端にさしのぼる月のかげのさやけさ(冷泉為村)

672 :名無氏物語:2006/11/14(火) 15:45:38 ID:z+niv6UB
よひの雨にぬるる水枝をもれ出づる月の色こそなまめきにけれ(加藤千蔭)

673 :名無氏物語:2006/11/14(火) 15:55:47 ID:XBMP7zb0
霜枯れはそことも見えぬ草の原誰にとはまし秋のなごりを(藤原俊成女[新古今])

674 :名無氏物語:2006/11/14(火) 15:56:38 ID:XBMP7zb0
袖にふけさぞな旅寝の夢はみじ思ふかたよりかよふ浦風(藤原定家[新古今])

675 :名無氏物語:2006/11/14(火) 15:57:45 ID:XBMP7zb0
あま人のもしほの煙なびくやと思ふかたより風もふかなん(花園院[新千載])

676 :名無氏物語:2006/11/14(火) 15:58:33 ID:XBMP7zb0
初雁も思ふ方をやしたふらんなくねにまがふ秋の浦波(三条実重[新続古今])

677 :名無氏物語:2006/11/14(火) 16:30:14 ID:z+niv6UB
恋ひわびてなくねにまがへ友千鳥思ふかたよりせめてかよはば(宗良親王)

678 :名無氏物語:2006/11/14(火) 16:31:11 ID:z+niv6UB
河浪のよる瀬にわたる村千鳥なくねにまがふ水の音かな(後崇光院)

679 :名無氏物語:2006/11/14(火) 16:32:28 ID:z+niv6UB
おきの海をひとりやきつるさよ千鳥なく音にまがふ磯の松風(後鳥羽院)

680 :名無氏物語:2006/11/14(火) 16:35:36 ID:z+niv6UB
袖ぬれていくよあかしのうら風におもふ方より月も出でにけり(後鳥羽院)

681 :名無氏物語:2006/11/14(火) 16:59:59 ID:z+niv6UB
秋風やさてもとはまし草の原露の旅寝におもひきえなば(後崇光院)

682 :名無氏物語:2006/11/14(火) 17:14:07 ID:jRTNw19L
時しもあれ花のさかりにつらければ思はぬ山に入りやしなまし(後撰70)

683 :名無氏物語:2006/11/14(火) 17:15:37 ID:jRTNw19L
よろづ世の始とけふをいのりおきて今行末は神ぞしるらん(拾遺263)

684 :名無氏物語:2006/11/14(火) 17:16:13 ID:jRTNw19L
人づてにしらせてしがな隠れ沼のみごもりにのみ恋ひやわたらん(新古1001)

685 :名無氏物語:2006/11/14(火) 17:18:10 ID:jRTNw19L
あふことのたえてしなくは中々に人をも身をもうらみざらまし(拾遺678)

686 :名無氏物語:2006/11/14(火) 17:18:42 ID:jRTNw19L
夢かとぞわびては思ふたまさかにとふ人あれや又やさむると(続古今1396)

687 :名無氏物語:2006/11/14(火) 17:19:22 ID:jRTNw19L
世の中はただ今日のごとおもほえてあはれ昔になりもゆくかな(続千載1944)

688 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:11:55 ID:HzSK9g/J
朝ぼらけなく音さむけき初雁の葉月の空に秋風ぞふく(真昭法師[続後拾遺])

689 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:12:38 ID:HzSK9g/J
霜氷る門田のおもにたつしぎの羽音もさむき朝ぼらけかな(藤原公衡[続後撰])

690 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:20:00 ID:f2Cz0iZI
我ならぬ人もやしのぶかへるさの夜ぶかき道にあへる小ぐるま(風雅1127)

691 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:20:40 ID:f2Cz0iZI
うきがうへのなほもなさけのうちにこそ君に命をすててきかれめ(風雅1309)

692 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:21:28 ID:f2Cz0iZI
山里はさびしとばかりいひすてて心とどめてみる人やなき(風雅1770)

693 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:22:18 ID:f2Cz0iZI
思ふことなくてぞ見ましほのぼのと有明の月の志賀のうら波(新葉1107)

694 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:23:05 ID:f2Cz0iZI
いにしへは露分けわびし虫の音をたづねぬ草の枕にぞきく(新葉1108)

695 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:23:57 ID:f2Cz0iZI
むべしこそ雪も深けれなべて世のうれへの雲の空にみちつつ(新葉1132)

696 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:34:53 ID:h5D9CMUo
秋の田にいほさすしづの苫をあらみ月と共にやもり明かすらん(新古431)

697 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:35:41 ID:h5D9CMUo
山姫にちへの錦をたむけてもちるもみぢ葉をいかでとどめん(千載359)

698 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:36:29 ID:h5D9CMUo
たかさごの尾上の松にふく風のおとにのみやはききわたるべき(千載652)

699 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:38:03 ID:h5D9CMUo
あふと見てうつつのかひはなけれどもはかなき夢ぞ命なりける(金葉354)

700 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:38:44 ID:h5D9CMUo
恋ひわびて寝ぬ夜つもれば敷妙の枕さへこそうとくなりけれ(金葉425)

701 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:41:04 ID:h5D9CMUo
いまはさは逢ひみむまではかたくとも命とならむ言の葉もがな(千載731)

702 :名無氏物語:2006/11/14(火) 18:42:07 ID:h5D9CMUo
たのむれど心かはりてかへりこばこれぞやがての別れなるべき(千載483)

703 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:19:28 ID:HfMxpR4B
近江路や野島が崎の浜風に夕波千鳥立ちさわぐなり(顕輔)

704 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:32:36 ID:O9fbPrtE
白妙の袖の別れに露おちて身にしむ色の秋風ぞ吹く(定家[新古今])

705 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:33:15 ID:O9fbPrtE
つれづれとながめのみする此の頃は空も人こそ恋しかるらし(藤原定頼[風雅])

706 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:33:58 ID:O9fbPrtE
夢かなほみだれそめぬる朝寝髪またかきやらん末もしらねば(永福門院右衛門督[風雅])

707 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:34:46 ID:O9fbPrtE
津の国のこやのあしぶき野分してひまこそあれと人につげばや(藤原光俊[続古今])

708 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:39:52 ID:+segF0Fd
桜花こよひかざしにさしながらかくてちとせの春をこそへめ(拾遺286)

709 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:40:36 ID:+segF0Fd
葦たづの沢辺に年はへぬれども心は雲のうへにのみこそ(後撰753)

710 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:41:15 ID:+segF0Fd
有明の月のひかりを待つほどに我が世のいたくふけにけるかな(拾遺436)

711 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:41:55 ID:+segF0Fd
ながれてと契りしことは行末の涙の川をいふにぞありける(新後拾遺1451)

712 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:42:49 ID:+segF0Fd
かくれ沼のそこの心ぞうらめしきいかにせよとてつれなかるらん(拾遺758)

713 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:43:32 ID:+segF0Fd
つらかりし君にまさりて憂きものはおのが命の長きなりけり(風雅1327)

714 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:47:15 ID:QkQkWbJi
この里にみゆきせし世のおも影ぞけふは涙とともにさきだつ(新葉1308)

715 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:48:42 ID:QkQkWbJi
海山をみる空もなしわが心さながら君にそへてこしかば(新葉519)

716 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:50:07 ID:QkQkWbJi
古郷のおなじ空とは思ひ出でじかたみの月のくもりもぞする(新葉550)

717 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:51:07 ID:QkQkWbJi
雲の色にしぐれ雪げはみえわかでただかきくらすけふの空かな(新葉1361)

718 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:53:58 ID:QkQkWbJi
死出の山こえんもしらで都人なほさりともと我やまつらん(新葉1362)

719 :名無氏物語:2006/11/15(水) 08:55:29 ID:QkQkWbJi
わかるらん名残ならでも春の雁あはれなるべき明ぼのの声(風雅136)

720 :名無氏物語:2006/11/15(水) 09:11:27 ID:TI4fw6s2
たれもみな花の都にちりはててひとり時雨るる秋の山里(新古764)

721 :名無氏物語:2006/11/15(水) 09:12:30 ID:TI4fw6s2
いつのまに身を山がつになしはてて都を旅と思ふなるらむ(新古848)

722 :名無氏物語:2006/11/15(水) 09:13:43 ID:TI4fw6s2
家の風ふきつたへずはこのもとにあたら紅葉のくちやはてまし(玉葉2483)

723 :名無氏物語:2006/11/15(水) 09:14:58 ID:TI4fw6s2
難波江の葦間にやどる月みればわが身ひとつもしづまざりけり(詞花347)

724 :名無氏物語:2006/11/15(水) 09:16:32 ID:TI4fw6s2
たちかへりまたやとはまし山風に花ちる里の人の心を(新勅撰82)

725 :名無氏物語:2006/11/15(水) 09:18:17 ID:TI4fw6s2
おひ風にやへの潮路をゆく舟のほのかにだにも逢ひ見てしがな(新古1072)

726 :名無氏物語:2006/11/15(水) 09:19:41 ID:TI4fw6s2
たちかへる人をもなにか恨みまし恋しさをだにとどめざりせば(千載852)

727 :名無氏物語:2006/11/16(木) 01:08:42 ID:0CwFXm5y
秋をやく色にぞみゆるいぶき山もえてひさしき下のおもひに(藤原定家)

728 :名無氏物語:2006/11/16(木) 01:09:52 ID:0CwFXm5y
秋をやく木の葉の色やのこるらん嵐にたえぬやどの埋み火(飛鳥井雅経)

729 :名無氏物語:2006/11/16(木) 01:10:40 ID:0CwFXm5y
秋をやくひばらの山のもみぢ葉の我もこがるる色をみせばや(冷泉為尹)

730 :名無氏物語:2006/11/16(木) 01:33:02 ID:FgCiRFOl
津の国のこやのあしぶきうづもれて雪のひまだにみえぬ比かな(覚助法親王[続千載])

731 :名無氏物語:2006/11/16(木) 01:34:31 ID:FgCiRFOl
人しれず物をぞ思ふつのくにのこやのしの屋や隙もなきまで(後村上院[新葉])

732 :名無氏物語:2006/11/16(木) 01:37:25 ID:FgCiRFOl
妹もとわれ縹の帯の中なれや色かはるかとみれば絶えぬる(後嵯峨院[続拾遺])

733 :名無氏物語:2006/11/16(木) 01:39:31 ID:FgCiRFOl
花ゆゑにあかぬ別れはならひけん思ひしらずもかへる春かな(丹後[新拾遺])

734 :名無氏物語:2006/11/16(木) 01:42:39 ID:FgCiRFOl
あらざらん後の世かけし契りこそ恃むにつけて嬉しかりけれ(藤原忠良[新後撰])

735 :名無氏物語:2006/11/16(木) 01:52:38 ID:JHZQ5B7v
かなしきもあはれもたぐひ多かるを人にふるさぬ言の葉もがな(新勅撰789)

736 :名無氏物語:2006/11/16(木) 01:53:28 ID:JHZQ5B7v
くればとく行きてかたらむ逢ふことのとをちの里のすみうかりしも(拾遺1197)

737 :名無氏物語:2006/11/16(木) 01:55:57 ID:JHZQ5B7v
から衣袖に人めはつつめどもこぼるる物は涙なりけり(新古1003)

738 :名無氏物語:2006/11/16(木) 01:57:58 ID:JHZQ5B7v
つらけれどうらみむとはた思ほえずなほゆく先をたのむ心に(新古1038)

739 :名無氏物語:2006/11/16(木) 01:59:52 ID:JHZQ5B7v
かぎりなくむすびおきつる草枕いつこのたびをおもひわすれむ(新古1150)

740 :名無氏物語:2006/11/16(木) 02:04:47 ID:JHZQ5B7v
別れてはきのふけふこそへだてつれ千世しもへたる心ちのみする(新古1237)

741 :名無氏物語:2006/11/16(木) 15:45:30 ID:/MqxmyY4
わかれてはわびしきものを彦星のきのふけふこそおもひやらるれ(作者不詳「亭子院殿上人歌合」)

742 :名無氏物語:2006/11/16(木) 16:24:04 ID:S6sJSLdJ
ながき世につきぬなげきのたえざらば何に命をかけてわすれん(一条摂政御集)

743 :名無氏物語:2006/11/16(木) 16:25:21 ID:S6sJSLdJ
つつむべき袖だにきみはありけるをわれは涙にながれはてにき(一条摂政御集)

744 :名無氏物語:2006/11/16(木) 16:26:07 ID:S6sJSLdJ
あふことのとをちの里にほどへしはきみは吉野と思ふなりけむ(一条摂政御集)

745 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:05:42 ID:XczwjLqT
咲きみちてちるべくもあらぬ花ざかりかをるばかりの風はいとはず(風雅166)

746 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:08:02 ID:XczwjLqT
くれうつるまがきの花は見えわかで霧にへだてぬさをしかの声(風雅516)

747 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:09:05 ID:XczwjLqT
霧はるる遠の山もとあらはれて月影ながす宇治の川波(風雅619)

748 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:10:28 ID:XczwjLqT
立ちそむる霧かとみれば秋の雨のこまかにそそく夕ぐれの空(風雅648)

749 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:11:41 ID:XczwjLqT
関守もとめぬ日数に秋くれて有明の月のすまのうら浪(新続古今599)

750 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:13:11 ID:XczwjLqT
瀬だえするふる川水のうす氷ところどころにみがく月かげ(風雅783)

751 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:19:38 ID:vQX8yx9e
鶯のこづたふさまもゆかしきにいま一声は明けはててなけ(金葉15)

752 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:21:08 ID:vQX8yx9e
花さそふ嵐やみねをわたるらん桜なみよる谷川の水(金葉57)

753 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:21:43 ID:vQX8yx9e
をみなへしなびくをみれば秋風の吹きくる末もなつかしきかな(千載252)

754 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:23:25 ID:vQX8yx9e
さ夜ふかき雲ゐに雁も音すなり我ひとりやは旅の空なる(千載508)

755 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:24:15 ID:vQX8yx9e
かずならぬ身をうぢ川のはしばしと言はれながらも恋ひわたるかな(金葉509)

756 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:28:28 ID:vQX8yx9e
たづねきて手折る桜の朝露に花の袂のぬれぬ日ぞなき(千載53)

757 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:29:29 ID:vQX8yx9e
大井河いくせ鵜舟の過ぎぬらむほのかになりぬ篝火の影(金葉151)

758 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:34:29 ID:aGLgvyIi
霜こほる竹の葉わけに月さえて庭しづかなる冬のさ夜中(風雅762)

759 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:35:37 ID:aGLgvyIi
物おもふと我だにしらぬこの頃のあやしく常はながめがちなる(風雅965)

760 :名無氏物語:2006/11/16(木) 17:37:01 ID:aGLgvyIi
西の空はまだ星みえて有明のかげよりしらむ遠の山のは(風雅1626)

761 :名無氏物語:2006/11/16(木) 18:06:07 ID:euwA4kmI
あらざらん後の名までは思はねど憂き同じ世になき身ともがな(冷泉為相[新千載])

762 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:05:58 ID:msJOQG+X
いかにせん今一たびの逢ふことを夢にだに見て寝覚めずもがな(殷富門院大輔[新勅撰])

763 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:07:53 ID:msJOQG+X
たまさかにあふことの葉もかれぬれば冬こそ恋の限なりけれ(藤原俊忠[新続古今])

764 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:21:49 ID:kW1mankk
をりをりに聞きみることのそれもみな恋しき事のすさびにぞなる(風雅1029)

765 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:22:40 ID:kW1mankk
またかよふおなじ夢ぢもあるものを有りしうつつぞうたてはかなき(風雅1355)

766 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:23:23 ID:kW1mankk
露しげき野上の里のかり枕しほれていづる袖のわかれ路(新拾遺1190)

767 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:24:15 ID:kW1mankk
軒の梅は手枕ちかくにほふなり窓のひまもる夜はの嵐に(風雅86)

768 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:24:55 ID:kW1mankk
此比はさけるさかざるおしなべて梅が香ならぬ春風もなし(新拾遺54)

769 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:25:40 ID:kW1mankk
秋風にうきたつ雲はまどへどものどかにわたる雁のひとつら(風雅1545)

770 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:30:20 ID:3wQWWXM7
逢ふことはいつとなぎさの浜千鳥波の立ち居にねをのみぞ鳴く(金葉427)

771 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:31:27 ID:3wQWWXM7
夜もすがら月をながめて契りおきしそのむつごとに闇は晴れにき(玉葉2816)

772 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:32:41 ID:3wQWWXM7
ありす川おなじ流れはかはらねど見しや昔の影ぞ忘れぬ(新古827)

773 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:33:20 ID:3wQWWXM7
夕づく日いるさの山のたかねよりはるかにめぐる初時雨かな(新勅撰385)

774 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:34:22 ID:3wQWWXM7
淡路島かよふ千鳥のなく声にいく夜寝ざめぬ須磨の関守(金葉270)

775 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:35:15 ID:3wQWWXM7
影きよき花の鏡とみゆるかなのどかにすめる白川の水(千載44)

776 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:38:45 ID:nhkU3Qei
春ごとに松の緑にうづもれて風にしられぬ花桜かな(金葉37)

777 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:39:38 ID:nhkU3Qei
山風にちりつむ花しながれずはいかで知らまし谷のした水(千載100)

778 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:40:31 ID:nhkU3Qei
ちらぬまは花を友にてすぎぬべし春より後のしる人もがな(金葉39)

779 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:41:13 ID:nhkU3Qei
春はをし人は今宵とたのむれば思ひわづらふ今日の暮かな(金葉91)

780 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:42:36 ID:nhkU3Qei
なにとなく年の暮るるはをしけれど花のゆかりに春をまつかな(金葉299)

781 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:43:23 ID:nhkU3Qei
いとどしく面影にたつ今宵かな月見よとしも契らざりしを(金葉424)

782 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:44:11 ID:nhkU3Qei
たよりあらば海人の釣舟ことづてん人をみるめにもとめわびぬと(千載673)

783 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:49:22 ID:HyvhZGMG
あはれともいふべき人はおもほえで身のいたづらに成りぬべきかな(拾遺950)

784 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:50:23 ID:HyvhZGMG
いにしへは散るをや人の惜しみけん花こそいまは昔恋ふらし(拾遺1279)

785 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:51:15 ID:HyvhZGMG
我がおもひ空の煙となりぬれば雲ゐながらも猶尋ねてん(新古1007)

786 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:51:56 ID:HyvhZGMG
おほかたの秋の空だにわびしきに物思ひそふる君にもあるかな(後撰423)

787 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:52:38 ID:HyvhZGMG
とふことをまつに月日はこゆるぎの磯にやいでて今はうらみん(後撰1049)

788 :名無氏物語:2006/11/17(金) 08:53:22 ID:HyvhZGMG
身をつめばあはれとぞおもふ初雪のふりぬることも誰にいはまし(後撰1068)

789 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:15:57 ID:gDwCL3uf
帰り出でて後の闇路を照らさなむ心にやどる山の端の月(慈円[続後撰])

790 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:16:38 ID:gDwCL3uf
今はとて影をかくさん夕べにも我をば送れ山の端の月(式子内親王[玉葉])

791 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:17:34 ID:gDwCL3uf
心をばかねて西にぞ送りぬる我が身をさそへ山の端の月(源親子[風雅])

792 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:22:54 ID:gDwCL3uf
暗きより暗きにまよふ心をもはなれぬ月を待つぞはかなき(足利直義[新千載])

793 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:30:47 ID:MS57f9Mn
わすらるる身をば思はずちかひてし人の命のをしくもあるかな(拾遺870)

794 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:31:35 ID:MS57f9Mn
いとかくてやみぬるよりはいなづまの光のまにも君を見てしか(後撰883)

795 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:32:11 ID:MS57f9Mn
わが身にもあらぬわが身のかなしきに心もことになりやしにけん(後撰1200)

796 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:33:00 ID:MS57f9Mn
うけれども悲しきものをひたぶるに我をや人の思ひすつらん(後撰1203)

797 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:33:37 ID:MS57f9Mn
かなしさのなぐさむべくもあらざりつ夢のうちにも夢と見ゆれば(後撰1421)

798 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:34:12 ID:MS57f9Mn
あらたまの年こえくらし常もなき初鶯の音にぞなかるる(後撰1406)

799 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:37:44 ID:dofjGmvv
露にふすまがきの萩は色くれて尾花ぞしろき秋風の庭(風雅483)

800 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:38:32 ID:dofjGmvv
ほどもなく松よりうへになりにけり木の間もりつる夕ぐれの月(風雅589)

801 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:39:45 ID:dofjGmvv
うたたねも月にはをしき夜はなれば中々秋は夢ぞみじかき(新拾遺1629)

802 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:40:34 ID:dofjGmvv
入相は檜原のおくにひびきそめて霧にこもれる山ぞ暮れゆく(風雅664)

803 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:41:14 ID:dofjGmvv
ながれゆく落葉ながらや氷るらむ風よりのちの冬の山川(新千載626)

804 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:42:26 ID:dofjGmvv
霜ふかき籬の荻のかれ葉にも秋のままなる風の音かな(新拾遺600)

805 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:46:08 ID:bMPs0sSz
はかなくも人に心をつくすかな身のためにこそ思ひそめしか(千載705)

806 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:47:25 ID:bMPs0sSz
人しれぬ恋に我が身はしづめどもみるめにうくは涙なりけり(新古1091)

807 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:48:41 ID:bMPs0sSz
春はなほ花のにほひもさもあらばあれただ身にしむは曙のそら(千載40)

808 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:49:28 ID:bMPs0sSz
吉野山花は半ばにちりにけりたえだえのこる峰のしら雲(千載80)

809 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:50:24 ID:bMPs0sSz
昔わがあつめしものを思ひ出でて見なれ顔にもくる蛍かな(千載201)

810 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:51:22 ID:bMPs0sSz
このねぬる夜のまに秋は来にけらし朝けの風の昨日にも似ぬ(新古287)

811 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:52:06 ID:bMPs0sSz
秋の夜は松をはらはぬ風だにもかなしきことのねをたてずやは(千載304)

812 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:58:07 ID:htkWz24r
けふみれば夜のまに花はさきにけり昨日にもにぬ峰の白雲(藻壁門院但馬)

813 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:59:00 ID:htkWz24r
涼しさをいづくにこめて吹く風の昨日にもにぬ秋を告ぐらん(後水尾院)

814 :名無氏物語:2006/11/18(土) 11:59:43 ID:htkWz24r
のどけさは袖にしられてから衣きのふにも似ぬ春のはつ風(本居宣長)

815 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:23:32 ID:AusuXX0y
明けぼのや河瀬の浪の高瀬舟くだすか人の袖の秋霧(源通光[新古今])

816 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:25:10 ID:AusuXX0y
ふる雪に生野の道の末まではいかがふみみん天の橋立(正親町院右京大夫[続後撰])

817 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:29:18 ID:AusuXX0y
夏草は繁りにけりな大江山こえていく野の道もなきまで(藤原忠定[新後拾遺])

818 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:46:23 ID:Eb/5SDPU
いまむかふ方はあかしの浦ながらまだはれやらぬ我が思ひかな(風雅933)

819 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:47:25 ID:Eb/5SDPU
山風は高ねの松に声やみて夕の雲ぞ谷にしづまる(風雅1656)

820 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:48:25 ID:Eb/5SDPU
露ながら千草ふきしく秋風にみだれてまさる花の色かな(新千載370)

821 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:49:36 ID:Eb/5SDPU
立ちかへり又もとへかし別れぢののちも夜ぶかき有明の空(新千載1413)

822 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:51:14 ID:Eb/5SDPU
うきながら人のためぞと思はずは何を世にふるなぐさめにせん(新千載2003)

823 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:51:51 ID:Eb/5SDPU
さても身の春や昔にかはるらんありしにもあらず霞む月かな(新葉53)

824 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:55:42 ID:ij24XtQZ
もろともにおきゐし秋の露ばかりかからんものと思ひかけきや(後撰1408)

825 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:56:26 ID:ij24XtQZ
時のまもなぐさめつらん覚めぬまは夢にだに見ぬ我ぞかなしき(後撰1420)

826 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:57:09 ID:ij24XtQZ
しるらめや霞の空をながめつつ花もにほはぬ春をなげくと(新古39)

827 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:57:53 ID:ij24XtQZ
さけばちるさかねばこひし山桜思ひたえせぬ花のうへかな(拾遺37)

828 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:58:36 ID:ij24XtQZ
下くぐる水に秋こそかよふらしむすぶ泉の手さへ涼しき(新千載302)

829 :名無氏物語:2006/11/19(日) 09:59:17 ID:ij24XtQZ
あまの川かは辺すずしきたなばたに扇の風をなほやかさまし(拾遺1088)

830 :名無氏物語:2006/11/19(日) 10:01:17 ID:fT2/Mrnu
さえわたる夜半のけしきに深山辺の雪のふかさを空にしるかな(千載447)

831 :名無氏物語:2006/11/19(日) 10:02:08 ID:fT2/Mrnu
歎きあまりうき身ぞいまはなつかしき君ゆゑ物をおもふと思へば(千載867)

832 :名無氏物語:2006/11/19(日) 10:02:42 ID:fT2/Mrnu
今はただおさふる袖も朽ちはてて心のままに落つる涙か(千載940)

833 :名無氏物語:2006/11/19(日) 10:03:16 ID:fT2/Mrnu
うつつをもうつつといかが定むべき夢にも夢を見ずはこそあらめ(千載1128)

834 :名無氏物語:2006/11/19(日) 10:03:54 ID:fT2/Mrnu
いとひても猶しのばるる我が身かなふたたび来べき此の世ならねば(千載1129)

835 :名無氏物語:2006/11/19(日) 10:04:33 ID:fT2/Mrnu
水のおもにちりつむ花を見る時ぞはじめて風はうれしかりける(金葉63)

836 :名無氏物語:2006/11/19(日) 10:05:05 ID:fT2/Mrnu
たぐひなくつらしとぞ思ふ秋の夜の月をのこしてあくるしののめ(千載300)

837 :名無氏物語:2006/11/20(月) 00:28:12 ID:TmI1UdN+
名にたてる秋もかひなしあたら夜の月を残して明くる東雲(殷富門院大輔)

838 :名無氏物語:2006/11/20(月) 00:37:25 ID:wM+jxL2x
ここのへにひさしくにほへ八重桜のどけき春の風としらずや(藤原実行[金葉])

839 :名無氏物語:2006/11/20(月) 00:38:50 ID:wM+jxL2x
限りあれば深きみ山もいかならんけふ九重につもる白雪(亀山院[新後撰])

840 :名無氏物語:2006/11/20(月) 00:39:29 ID:wM+jxL2x
もろ人のけふ九重に匂ふてふ菊にみがける露のことのは(藤原為家[新拾遺])

841 :名無氏物語:2006/11/20(月) 00:40:14 ID:wM+jxL2x
ききつともいかがかたらん郭公おぼつかなしや夜半のひと声(藤原正家[続後撰])

842 :名無氏物語:2006/11/20(月) 00:41:04 ID:wM+jxL2x
今日といへば唐土までもゆく春を都にのみと思ひけるかな(藤原俊成[新古今])

843 :名無氏物語:2006/11/20(月) 00:48:36 ID:bRER092k
初雁の旅の空なるこゑきけば我が身をおきて哀とぞ思ふ(玉葉1157)

844 :名無氏物語:2006/11/20(月) 00:49:18 ID:bRER092k
秋風の吹くにつけてもとはぬかな荻の葉ならば音はしてまし(後撰846)

845 :名無氏物語:2006/11/20(月) 00:50:26 ID:bRER092k
ありしだにうかりしものをあかずとて何処にそふるつらさなるらん(後撰952)

846 :名無氏物語:2006/11/20(月) 00:51:46 ID:bRER092k
はかなくて同じ心になりにしを思ふがごとは思ふらんやぞ(後撰594)

847 :名無氏物語:2006/11/20(月) 00:54:26 ID:bRER092k
さやかにも見るべき月をわれはただ涙にくもる折ぞおほかる(拾遺788)

848 :名無氏物語:2006/11/20(月) 00:56:22 ID:bRER092k
ほどもなくきえぬる雪はかひもなし身をつみてこそあはれと思はめ(拾遺654)

849 :名無氏物語:2006/11/20(月) 01:01:55 ID:PqaybQl5
五月雨ににごりておつる滝の上の御ふねの山は雲ぞかかれる(新葉214)

850 :名無氏物語:2006/11/20(月) 01:03:27 ID:PqaybQl5
ふりそむる御垣の雪はあさけれどつかへてしるき跡やのこらん(新葉469)

851 :名無氏物語:2006/11/20(月) 01:05:42 ID:PqaybQl5
わすれめやみかきにちかき丹生川のながれにうきてくだる秋霧(新葉303)

852 :名無氏物語:2006/11/20(月) 01:06:47 ID:PqaybQl5
色も香も千代までにほへ百敷やこりさく梅は今さかりなり(新葉1413)

853 :名無氏物語:2006/11/20(月) 01:08:48 ID:PqaybQl5
梢をばさそひもあかず梅が香のうつる袖まで春かぜぞ吹く(新後拾遺44)

854 :名無氏物語:2006/11/20(月) 01:09:56 ID:PqaybQl5
むら時雨はれつる跡の山風に露よりもろき峰の紅葉ば(新千載612)

855 :名無氏物語:2006/11/20(月) 01:24:54 ID:rZLCeIW5
冬ふかくなりにけらしな難波江のあを葉まじらぬ蘆のむら立(新古626)

856 :名無氏物語:2006/11/20(月) 01:25:48 ID:rZLCeIW5
あぢきなや誰がため思ふことなれば我が身にかへて人を恋ふらん(玉葉1588)

857 :名無氏物語:2006/11/20(月) 01:26:35 ID:rZLCeIW5
吉野山みねの桜やさきぬらん麓のさとににほふ春風(金葉29)

858 :名無氏物語:2006/11/20(月) 01:27:30 ID:rZLCeIW5
峰つづき匂ふ桜をしるべにて知らぬ山路にまどひぬるかな(金葉46)

859 :名無氏物語:2006/11/20(月) 01:28:54 ID:rZLCeIW5
常よりもめづらしきかな白河の花もてはやす春のみゆきは(新拾遺121)

860 :名無氏物語:2006/11/20(月) 01:32:27 ID:rZLCeIW5
咲きしより散りはつるまで見しほどに花のもとにて二十日へにけり(詞花48)

861 :名無氏物語:2006/11/20(月) 01:57:50 ID:rZLCeIW5
夏ふかみ玉江にしげる蘆の葉のそよぐや船のかよふなるらん(千載204)

862 :名無氏物語:2006/11/21(火) 15:39:50 ID:vU1tJoOA
白雲のたつたの桜咲きにけり外山をかけてにほふ春かぜ(後鳥羽院)

863 :名無氏物語:2006/11/21(火) 16:37:41 ID:FtsAjNp1
心のみもろこしまでもうかれつつ夢路に遠き月の比かな(藤原定家[続古今])

864 :名無氏物語:2006/11/21(火) 16:38:55 ID:FtsAjNp1
大かたの秋の寝覚のながき夜も君をぞ祈る身を思ふとて(藤原家隆[新古今])

865 :名無氏物語:2006/11/21(火) 16:39:40 ID:FtsAjNp1
うたた寝にもろこしまでもみつる哉夢はうつつに猶まさりけり(源季広[続後拾遺])

866 :名無氏物語:2006/11/21(火) 16:40:18 ID:FtsAjNp1
心なき我が身なれども津の国の難波の春にたへずもあるかな(藤原季通[千載])

867 :名無氏物語:2006/11/21(火) 16:44:19 ID:FtsAjNp1
津の国の難波の春は夢なれや蘆の枯葉に風わたるなり(西行[新古今])

868 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:13:17 ID:nHzZoML4
夏と秋とゆきあひの早稲のほのぼのとあくる門田の風ぞ身にしむ(新葉248)

869 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:14:21 ID:nHzZoML4
君すめば峰にも尾にも家居してみ山ながらの都なりけり(新葉1205)

870 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:16:12 ID:nHzZoML4
世のうさを空にもしるや神無月ことわりすぎてふる時雨かな(新葉1118)

871 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:18:06 ID:nHzZoML4
我が庵はとさの山風さゆる夜に軒もる月もかげこほるなり(新葉1124)

872 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:20:04 ID:nHzZoML4
せめてげに杜のうつ蝉もろ声になきてもかひのある世なりせば(新葉1083)

873 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:20:55 ID:nHzZoML4
ききなるる契もつらし衣うつ民のふせやに軒をならべて(新葉370)

874 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:29:02 ID:SxZ8hqNw
六月のてる日の影はさしながら風のみ秋のけしきなるかな(金葉153)

875 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:30:07 ID:SxZ8hqNw
秋の月たかねの雲のあなたにてはれゆく空のくるるまちけり(千載275)

876 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:31:20 ID:SxZ8hqNw
さざ浪や志賀のから崎風さえて比良のたかねに霰ふるなり(新古656)

877 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:32:10 ID:SxZ8hqNw
いはぬまは下はふ蘆の根をしげみ隙なき恋を人しるらめや(金葉401)

878 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:32:52 ID:SxZ8hqNw
逢ふことも奈呉江にあさる蘆鴨のうきねをなくと人しるらめや(金葉454)

879 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:33:58 ID:SxZ8hqNw
あやしくもわがみ山木のもゆるかな思ひは人につけてしものを(詞花187)

880 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:34:54 ID:SxZ8hqNw
こぬ人をうらみもはてじ契りおきしその言の葉もなさけならずや(詞花248)

881 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:38:56 ID:rTFeyfcD
わびつつも此の世はへなむわたり河のちの淵瀬を誰にとはまし(続後撰897)

882 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:39:45 ID:rTFeyfcD
わすられてしばしまどろむ程もがないつかは君を夢ならで見む(拾遺1312)

883 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:40:41 ID:rTFeyfcD
秋風になびく浅茅の末ごとにおく白露のあはれ世の中(新古1850)

884 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:41:50 ID:rTFeyfcD
世の中はとてもかくても同じこと宮もわら屋もはてしなければ(新古1851)

885 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:42:54 ID:rTFeyfcD
逢坂の関の嵐のはげしきにしひてぞゐたるよを過ぎんとて(続古今1725)

886 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:43:57 ID:rTFeyfcD
これやこの行くも帰るも別れつつしるもしらぬもあふさかの関(後撰1089)

887 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:56:27 ID:FHZbDmJJ
津の国の難波の春は夢なれや蘆の枯葉に風わたるなり(西行[新古今])

888 :名無氏物語:2006/11/21(火) 17:57:34 ID:FHZbDmJJ
心あらん人のとへかし梅の花霞にかをる春の山里(藤原俊成[新千載])

889 :名無氏物語:2006/11/22(水) 00:23:32 ID:+zTjgZMJ
心ありて見るとしもなき難波江の春の気色は惜しくもあるかな(寂然[風雅])

890 :名無氏物語:2006/11/22(水) 00:27:31 ID:+zTjgZMJ
見せばやな志賀の辛崎ふもとなる長柄の山の春のけしきを(慈円[新古今])

891 :名無氏物語:2006/11/22(水) 00:28:35 ID:+zTjgZMJ
心あらん人のためとや霞むらん難波のみつの春の曙(後鳥羽院[続古今])

892 :名無氏物語:2006/11/22(水) 00:32:47 ID:+zTjgZMJ
のどかなる入相の鐘はひびきくれて音せぬ風に花ぞちりくる(鷹司清雅[玉葉])

893 :名無氏物語:2006/11/22(水) 00:33:32 ID:+zTjgZMJ
初瀬山をのへの花はちりはてて入逢のかねに春ぞくれぬる(尊円[新拾遺])

894 :名無氏物語:2006/11/22(水) 00:41:01 ID:igUmeAz+
いづくとて尋ねきつらん玉かづら我は昔の我ならなくに(後撰1253)

895 :名無氏物語:2006/11/22(水) 00:42:27 ID:igUmeAz+
東路のさのの舟橋かけてのみ思ひわたるを知る人のなき(後撰619)

896 :名無氏物語:2006/11/22(水) 00:45:05 ID:igUmeAz+
あさぢふのをののしの原しのぶれどあまりてなどか人の恋しき(後撰577)

897 :名無氏物語:2006/11/22(水) 00:47:47 ID:igUmeAz+
かげろふに見しばかりにや浜千鳥ゆくへもしらぬ恋にまどはん(後撰654)

898 :名無氏物語:2006/11/22(水) 00:51:18 ID:igUmeAz+
ゆきやらで山路くらしつほととぎす今ひと声のきかまほしさに(拾遺106)

899 :名無氏物語:2006/11/22(水) 01:00:52 ID:igUmeAz+
とのもりのとものみやつこ心あらばこの春ばかり朝ぎよめすな(拾遺1055)

900 :名無氏物語:2006/11/22(水) 01:42:28 ID:9ZF+YBx9
春の夜のおどろく夢は跡もなし閨もる月に梅が香ぞする(新千載54)

901 :名無氏物語:2006/11/22(水) 01:43:36 ID:9ZF+YBx9
つばくらめ簾の外にあまたみえて春日のどけみ人影もせず(風雅129)

902 :名無氏物語:2006/11/22(水) 01:44:13 ID:9ZF+YBx9
くれはてて色もわかれぬ花の上にほのかに月のかげぞうつろふ(新拾遺126)

903 :名無氏物語:2006/11/22(水) 01:45:02 ID:9ZF+YBx9
鶯のわすれがたみの声はあれど花は跡なき夏木立かな(新拾遺198)

904 :名無氏物語:2006/11/22(水) 01:46:06 ID:9ZF+YBx9
忘れずよ萩の戸ぐちのあけたてはながめし花のいにしへの秋(新拾遺351)

905 :名無氏物語:2006/11/22(水) 01:46:53 ID:9ZF+YBx9
更けぬなり星合の空に月は入りて秋風うごく庭のともし火(風雅471)

906 :名無氏物語:2006/11/22(水) 02:20:33 ID:inByRtRF
うらみじと思ふ思ひのともすればもとの心にかへりぬるかな(玉葉1791)

907 :名無氏物語:2006/11/22(水) 02:23:10 ID:inByRtRF
冬の日を春より長くなすものは恋ひつつ暮らす心なりけり(千載796)

908 :名無氏物語:2006/11/22(水) 02:31:10 ID:inByRtRF
さざなみや国つ御神のうらさえて古き都に月ひとりすむ(千載981)

909 :名無氏物語:2006/11/22(水) 02:36:10 ID:inByRtRF
思ひかねそなたの空をながむればただ山の端にかかる白雲(詞花381)

910 :名無氏物語:2006/11/22(水) 02:38:51 ID:inByRtRF
わたのはら漕ぎ出でてみれば久かたの雲ゐにまがふ沖つ白波(詞花381)

911 :名無氏物語:2006/11/22(水) 02:40:24 ID:inByRtRF
夕されば玉ゐる数もみえねども関の小川の音ぞ涼しき(千載211)

912 :名無氏物語:2006/11/22(水) 02:41:21 ID:inByRtRF
庭に生ふる夕かげ草の下露や暮を待つ間の涙なるらむ(新古1190)

913 :名無氏物語:2006/11/23(木) 01:14:08 ID:qvPDirbY
嵐ふく船木の山のもみぢ葉はしぐれの雨に色ぞこがるる(藤原経忠[新勅撰])

914 :名無氏物語:2006/11/23(木) 01:23:40 ID:qvPDirbY
都にはまだ青葉にて見しかども紅葉ちりしく白河の関(源頼政[千載])

915 :名無氏物語:2006/11/23(木) 01:25:45 ID:qvPDirbY
都をば花を見すてていでしかど月にぞこゆるら川の関(足利義満[新後拾遺])

916 :名無氏物語:2006/11/23(木) 01:27:17 ID:qvPDirbY
さすらふる我が身にしあれば象潟や海士の苫屋にあまたたび寝ぬ(藤原顕仲[新古今])

917 :名無氏物語:2006/11/23(木) 01:59:18 ID:lKTrs3s6
草むらの虫の声よりくれそめて真砂のうへぞ月になりぬる(風雅579

918 :名無氏物語:2006/11/23(木) 01:59:56 ID:lKTrs3s6
夕日さす落葉がうへに時雨過ぎて庭にみだるる浮雲のかげ(風雅730)

919 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:01:00 ID:lKTrs3s6
さむからし民のわらやを思ふにはふすまの中の我もはづかし(風雅880)

920 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:02:31 ID:lKTrs3s6
言ふきははおよばぬうさの底ふかみあまる涙をことのはにして(風雅1252)

921 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:04:31 ID:lKTrs3s6
恋しともなにか今はと思へどもただこの暮をしらせてしがな(風雅1328)

922 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:14:31 ID:lKTrs3s6
夜がらすはたかき梢に鳴きおちて月しづかなる暁の山(風雅1629)

923 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:21:05 ID:M7FQTyOF
色ふかくにほへる藤の花ゆゑに残りすくなき春をこそ思へ(玉葉278)

924 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:21:57 ID:M7FQTyOF
わかるるがわびしき物はいつしかと逢ひ見んことを思ふなりけり(玉葉1114)

925 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:22:30 ID:M7FQTyOF
よろづ世も猶こそあかね君がため思ふ心のかぎりなければ(拾遺283)

926 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:24:41 ID:M7FQTyOF
いにしへも契りてけりな打ちはぶき飛びたちぬべし天の羽衣(後撰1112)

927 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:25:44 ID:M7FQTyOF
ふる雪のしたににほへる梅の花しのびに春の色ぞみえける(玉葉63)

928 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:26:50 ID:M7FQTyOF
あたら夜の月と花とをおなじくはあはれしれらむ人に見せばや(後撰103)

929 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:34:32 ID:rv6o407w
心あらば匂ひを添へよ桜花のちの春をばいつか見るべき(千載1052)

930 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:36:18 ID:rv6o407w
つねよりもむつましきかな時鳥しでの山路の友とおもへば(千載582)

931 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:38:38 ID:rv6o407w
かへる雁いく雲ゐともしらねども心ばかりをたぐへてぞやる(千載39)

932 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:40:38 ID:rv6o407w
山たかみ朝ゐる雲と見えつるは夜のまにさける桜なりけり(玉葉139)

933 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:41:22 ID:rv6o407w
ちりちらずおぼつかなきは春霞たなびく山の桜なりけり(新古115)

934 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:44:13 ID:rv6o407w
さざなみや志賀の花園みるたびに昔の人の心をぞしる(千載67)

935 :名無氏物語:2006/11/23(木) 02:46:49 ID:rv6o407w
あらざらんのち偲べとや袖の香を花橘にとどめおきけん(新古844)

936 :名無氏物語:2006/11/23(木) 16:09:42 ID:/hIM1+DW
よそにのみ思ひおこせし筑波嶺のみねの白雲けふ見つるかな(新勅撰1303)

937 :名無氏物語:2006/11/23(木) 16:37:59 ID:Z/KQEV9p
紅葉ばは立田の河の水のあやにかさねておれる錦なりけり(二条為藤)

938 :名無氏物語:2006/11/23(木) 16:48:02 ID:N7XkVUJr
瑞垣にくちなし染めの衣きて紅葉にまじる人や祝り子(新勅撰573)

939 :名無氏物語:2006/11/23(木) 16:50:55 ID:N7XkVUJr
更級や姨捨山に旅寝してこよひの月を昔見しかな(新勅撰282)

940 :名無氏物語:2006/11/23(木) 18:07:30 ID:YD6sBptQ
みちのくの野田の玉川見渡せば汐風こしてこほる月影(順徳院[続古今])

941 :名無氏物語:2006/11/23(木) 18:56:25 ID:mfT5OGii
人間は地球に勝てるのか!?
一つ一つは小さくて弱い生き物。ニンゲン。
しかし今、その小さく貧弱な生き物達が「VIP」を通して一致団結し、
地球を揺るがそうとしている!

みんなでジャンプして地震起こそうぜw
今夜20時
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1164267133/


942 :名無氏物語:2006/11/24(金) 02:26:44 ID:LLjTYjj0
桜さく奈良の都をみわたせばいづくも同じ八重の白雲(大江匡房[玉葉])

943 :名無氏物語:2006/11/24(金) 02:30:21 ID:LLjTYjj0
さびしさはいづくも同じことわりに思ひなされぬ秋の夕暮(平長時[続古今])

944 :名無氏物語:2006/11/24(金) 02:33:11 ID:LLjTYjj0
かざこしを夕こえくれば郭公ふもとの雲の底になくなり(藤原清輔[千載])

945 :名無氏物語:2006/11/24(金) 02:36:51 ID:LLjTYjj0
軒ちかき山下荻の声たてて夕日がくれに秋かぜぞふく(藤原家隆[新拾遺])

946 :名無氏物語:2006/11/24(金) 02:56:17 ID:JyzY8P8S
夕日かげ田のもはるかにとぶ鷺のつばさのほかに山ぞくれぬる(風雅1645)

947 :名無氏物語:2006/11/24(金) 02:57:06 ID:JyzY8P8S
よどみしも又たちかへるいすず川ながれのすゑは神のまにまに(風雅2112)

948 :名無氏物語:2006/11/24(金) 02:57:43 ID:JyzY8P8S
霜こほる竹の葉わけに月さえて庭しづかなる冬のさ夜中(風雅762)

949 :名無氏物語:2006/11/24(金) 02:58:33 ID:JyzY8P8S
物おもふと我だにしらぬこの頃のあやしく常はながめがちなる(風雅965)

950 :名無氏物語:2006/11/24(金) 02:59:54 ID:JyzY8P8S
西の空はまだ星みえて有明のかげよりしらむ遠の山のは(風雅1626)

951 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:01:05 ID:JyzY8P8S
松のうへに月のすがたも見えそめてすずしくむかふ夕ぐれの山(風雅380)

952 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:08:26 ID:INBoLwqX
待つ人にいかにつげまし雲の上にほのかにきゆる初雁の声(新拾遺486)

953 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:09:02 ID:INBoLwqX
ほのぼのと有明の月の月影に紅葉吹きおろす山おろしの風(新古591)

954 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:10:04 ID:INBoLwqX
しぬしぬときくきくだにもあひみねば命をいつの世にかのこさん(後撰708)

955 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:11:07 ID:INBoLwqX
わびしさを同じ心ときくからに我が身をすてて君ぞかなしき(後撰595)

956 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:11:53 ID:INBoLwqX
恋しさはおなじ心にあらずとも今宵の月を君見ざらめや(拾遺787)

957 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:12:39 ID:INBoLwqX
物をのみ思ひねざめの枕には涙かからぬ暁ぞなき(新古810)

958 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:17:41 ID:tItqQLwL
わかれにし人はまたもやみわの山すぎにしかたを今になさばや(新古890)

959 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:18:43 ID:tItqQLwL
君こふる涙しぐれとふりぬれば信夫の山も色づきにけり(千載690)

960 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:19:47 ID:tItqQLwL
うちよする波の声にてしるきかな吹上の浜の秋のはつ風(新古1609)

961 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:20:36 ID:tItqQLwL
ゆく年は波とともにやかへるらんおもがはりせぬ和歌の浦かな(千載1051)

962 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:21:21 ID:tItqQLwL
播磨潟すまの月よめ空さえて絵島が崎に雪ふりにけり(千載989)

963 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:22:16 ID:tItqQLwL
鶉なく交野にたてるはじ紅葉ちりぬばかりに秋風ぞふく(新古539)

964 :名無氏物語:2006/11/24(金) 03:22:56 ID:tItqQLwL
天つ空ひとつに見ゆる越の海の波をわけてもかへる雁がね(千載38)

965 :名無氏物語:2006/11/24(金) 14:36:20 ID:lkL1VVge
すむ人もなき山里の池のおもはやどる月さへさびしかりけり(藤原定頼)

966 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:28:40 ID:BKqm/iJi
あさぼらけ浜名の橋はとだえして霞をわたる春の旅人(衣笠家良[続後撰])

967 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:29:23 ID:BKqm/iJi
卯の花の浪のしがらみかけそへて名にも越えたる玉川の里(藤原俊成[続後撰])

968 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:30:52 ID:BKqm/iJi
まだきより波のしがらみかけてけり禊ぎ待つまの賀茂の河風(伏見院[新千載])

969 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:37:16 ID:h9XZiMi3
吹きわくる竹のあなたに月みえて籬はくらき秋風の音(風雅582)

970 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:38:16 ID:h9XZiMi3
霜さむきあさけの山はうすぎりてこほれる雲にもる日かげかな(風雅761)

971 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:39:13 ID:h9XZiMi3
月はただむかふばかりのながめかな心のうちのあらぬ思ひに(風雅983)

972 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:39:56 ID:h9XZiMi3
我さへに心にうときあはれさよなれしちぎりの名残ともなく(風雅1353)

973 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:43:32 ID:h9XZiMi3
山ふかみおりゐる雲は明けやらでふもとにとほき暁の鐘(風雅1628)

974 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:44:19 ID:h9XZiMi3
うしとてもいくほどの世と思ふ思ふ猶そのうちも物のわびしき(風雅1861)

975 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:52:39 ID:cflrqfjL
春ふかみ井手の川波たちかへり見てこそゆかめ山吹の花(拾遺68)

976 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:54:01 ID:cflrqfjL
我が宿のかきねや春をへだつらん夏きにけりとみゆる卯の花(拾遺80)

977 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:54:58 ID:cflrqfjL
水のおもにてる月なみをかぞふればこよひぞ秋のも中なりける(拾遺171)

978 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:55:40 ID:cflrqfjL
名をきけば昔ながらの山なれどしぐるる秋は色まさりけり(拾遺198)

979 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:56:31 ID:cflrqfjL
誰がために君をこふらん恋ひわびて我はわれにもあらずなりゆく(続後拾遺745)

980 :名無氏物語:2006/11/25(土) 07:57:11 ID:cflrqfjL
世の中をなににたとへん秋の田をほのかにてらす宵の稲妻(後拾遺1013)

981 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:04:47 ID:7MwxUtFM
深山木のその梢とも見えざりし桜は花にあらはれにけり(詞花17)

982 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:05:27 ID:7MwxUtFM
あふみ路や真野のはまべに駒とめて比良の高ねの花をみるかな(新続古今130)

983 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:06:18 ID:7MwxUtFM
吉野川いはせの波による花や青ねが峰にきゆる白雲(風雅256)

984 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:06:52 ID:7MwxUtFM
をしめども今宵も明けば行く春をあすばかりとやあすは思はん(玉葉287)

985 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:07:36 ID:7MwxUtFM
一こゑはさやかに鳴きてほととぎす雲路はるかに遠ざかるなり(千載159)

986 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:08:18 ID:7MwxUtFM
庭の面はまだかわかぬに夕立の空さりげなくすめる月かな(新古267)

987 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:09:28 ID:7MwxUtFM
今宵たれすずふく風を身にしめて吉野のたけに月を見るらん(新古387)

988 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:13:30 ID:7bGafffu
おのづから花の下にしやすらへば逢はばやと思ふ人も来にけり(頼政集)

989 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:14:31 ID:7bGafffu
暮れぬ間は花にたぐへて散らしつる心あつむる春の夜の月(頼政集)

990 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:15:09 ID:7bGafffu
散りはてて後や我が身にかへりこむ花さく宿にとまる心は(頼政集)

991 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:15:47 ID:7bGafffu
めづらしき人にもあひぬ早蕨の折らまく我も野辺に来にけり(頼政集)

992 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:16:31 ID:7bGafffu
都にはまつらんものを郭公いづるを惜しむ深山べの里(頼政集)

993 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:17:07 ID:7bGafffu
香をとめて山ほととぎす落ちくやと空までかをれ宿の橘(頼政集)

994 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:17:44 ID:7bGafffu
うき草を雲とやいとふ夏の池の底なる魚も月をながめば(頼政集)

995 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:18:18 ID:7bGafffu
暮れぬるか遠の山かげわたりきて今ぞ戸無瀬の河辺すずしき(頼政集)

996 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:23:36 ID:aNFMuCap
山吹よ井手の川浪たちかへる春のかたみにしばしとどまれ(慈円)

997 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:24:12 ID:aNFMuCap
春ふかみ井手の川浪をりをえて盛りににほふ山吹の花(宜秋門院丹後)

998 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:25:02 ID:aNFMuCap
たちかへり又はみずとも山吹の花になかけそ井手の川波(二条為重)

999 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:25:39 ID:aNFMuCap
わきかねし同じ緑の夏草を花にあらはす秋の夕暮(小侍従)

1000 :名無氏物語:2006/11/25(土) 08:26:13 ID:aNFMuCap
咲きにほふ梢をとへば苔の下のその名も花にあらはれにけり(三条西実隆)

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